専門医制度

Q&A

認定申請に関する質問

総論的な質問

呼吸器関連学会とは具体的には何を指しますか?
関連他学会一覧をご参照下さい。
専門医取得には専門医試験合格が必要ですか?
これから日本呼吸器学会専門医の取得を目指している方は、呼吸器専門医試験合格が必須要件となります。
研修カリキュラムの内容を教えて下さい。
「学会専門医制度」に掲載してある「研修カリキュラム」のページをご参照下さい。
指導医を取得した場合、専門医の更新は不要ですか?
指導医・専門医の更新はそれぞれの更新時期に手続きを行って頂きます。
専門医制度規則、第14条「専門医等の資格を取得した年度」、第30条「専門医の資格を取得した後」と記載がありますが、取得年月からを指しますか?
たとえば、2017年4月1日から2018年3月31日までの間に日本内科学会認定内科医資格を取得した場合、2017年4月から2020年7月(認定申請期限の7月)までの間に所定のカリキュラムに従って呼吸器病学の臨床研修を3年受けていることが必要です。資格を取得した年の4月以降を言います。外科専門医の場合は、例えば2018年1月1日認定の場合、2017年4月以降となります。
認定施設の新規申請、更新申請受付はいつですか?
認定施設・関連施設・特定地域関連施設の新規申請受付は、2018年度にて終了いたしました。また、現在認定を受けている施設は、認定期間をもって学会認定が終了となり、今後更新を行いません。

提出業績(発表・論文)について

提出する業績で、呼吸器病学関連の論文は、抄録でもよいですか?
抄録は論文と認めていません。原則として、peer reviewを受けた原著であることが望ましいと考えています。
発表を証明する資料は何を提出すればよいですか?
プログラムの大会名と発表年が記載されている部分と抄録のコピーを添付して下さい。(ホームページからの出力可。)
論文のコピーは著者名とタイトルがわかればよいのでしょうか?
全文のコピーまたは別刷を添付して下さい。
発行されていないが、掲載が決定しているものは認められますか?
in pressのものは認められます。その場合はゲラ刷りまたは原稿のコピーと採択通知書をお送り下さい。
病院や大学で発行されている機関誌は認められますか?
peer reviewを受けた原著であれば可能です。原則として、原著形式で記載されたものについても認める方針ですが、個別のものについては送付された別刷で判定します。
医師会雑誌は認められますか?
医師会雑誌に関しては、背景、方法、結果、考察等を含めて、学術雑誌としての形態を整えていれば認めています。また、その形式に準じている場合でも、学術的意義があると判断すれば認めています。
専門医新規申請のための提出業績は認定内科医または外科専門医(日本外科学会認定登録医)を取得してからのものになりますか?
認定内科医または外科専門医(日本外科学会認定登録医)取得後のものですが、申請時において最近5年間の業績とします。
提出論文は基礎でも臨床でもよいのでしょうか?
どちらでも結構です。
提出論文は依頼原稿でもよいのでしょうか?
認めます。

専門医新規

専門医申請にあたって初期研修2年間の診療実績は認められますか?
認められません。呼吸器専門医は認定内科医取得の後からの診療実績(認定施設における)を認定の要件としています。初期研修期間の診療実績は認定内科医取得以前のものですので、実績としては認められません。
勤務先は認定施設・関連施設ではありませんが、認定施設である大学の大学院生として在籍の上研究等に従事していました。この期間は研修期間として認められますか?
大学院生、研究生、研修生など大学によって様々な取り扱いがありますが、大学が正規に認めた制度であれば研修期間として認めます。ただし、医局や教授が私的に認めたものは対象外です。
非喫煙者であることの確認は誰の署名ですか?
申請者ご本人の署名と呼吸器専門医または所属責任者の署名が望ましいです。
臨床呼吸機能講習会には色々なコースがあったと思いますが・・・?
どのコースでも構いません。
以前受講していたのですがそれは有効ですか?
有効です。
臨床呼吸機能講習会受講を前提に、専門医認定の申請をすることはできますか?
いいえ。臨床呼吸機能講習会受講見込みで、同じ年度に申請はできません。

受持患者一覧表

診療についてはどのような申告が必要になりますか?
実際に、主治医または担当医、指導医として「入院患者の診療」に直接従事し、その内容を申告して下さい。原則として、病歴要約をワープロ作成する。「病歴要約作成の手引き」をご確認下さい。
研修カリキュラム 各論I-12 呼吸器調節障害の症例として、a. 閉塞型睡眠時無呼吸症候群、b. 中枢型睡眠時無呼吸症候群の場合、どのような症例を提出すればよいですか?
SASを疑い、PSG検査などで診断し、CPAPなどで治療を行う臨床経験が必要です。
外来で、SASを強く疑い、PSG検査で診断した症例はOKですが、その後CPAP導入などで治療している経験が必要であります。
すべてautoCPAPで対応できず、一定の圧設定のほうがうまくいく症例もあります。そのような経験が専門医には必要と考えます。
以上のような経験を確認できる症例であれば問題ないと考えます。

手技の申告について

NIPPVの手技はどのように証明すればよいですか?
NIPPVは気管支鏡所見用紙のような実施を証明する書式がないことが想定されます。したがって、退院サマリーなどの記載からこれを証明できるものであれば結構です。様式は問いません。
手技について、BALについては結果まで必要でしょうか?
結果まであるのが理想です。
1例で複数の手技を経験でも構いませんか?
結構です。
手技の数は操作、記録も含めた数でしょうか?
実施件数の申告数は記録として名前の記載がある数です。提出記録については、原則として介助者ではなく、術者のものをご提出下さい。
個人情報についての配慮はどうしたら良いですか?
日本呼吸器学会としては、個人情報保護法の遵守と、医師としての守秘義務の遵守がきわめて重要と考えています。氏名、生年月日、カルテ番号などの個人が特定できる情報は削除した上で試料の提出をお願いします。当然、個人情報への配慮ができているかどうかも審査の対象となります。

カリキュラム以外の研修実績についての申告

カリキュラム以外の項目に関する教育研修には、具体的にどのような学会・講習会がありますか?
現在、学会で指定したプログラムはございませんが、これらの学際的領域に関しては、学会以外のものでも結構です。医療安全に関しては各医療機関でも講演会・研究会などが開催されていると思います。参加証やプログラムなど、参加が証明されるものの提示を求めることもありますので、関連資料の保管をお願いします。
院内講習会などで参加証が発行されない場合はどうすればよいですか?
開催案内やプログラムなどの提出をお願いします。

専門医更新

専門医更新手続きを忘れていました。専門医資格を再取得することは可能ですか?
再申請をし、取得することが出来ます。
専門医更新にも臨床呼吸機能講習会の受講が必要ですか?
専門医の更新には不要です。
専門医更新に際して、「研修」、「診療」、「研究」、「教育」に関する単位が必要と聞きましたが、すべてがないと更新できませんか?
専門医制度統括委員会としては、専門医制度の目的と社会的使命を考えた場合、すべてについての単位を有することを理想と考えています。しかし、職種や業務によってはそのすべてが揃わないケースも当然あると思われます。該当するものについて申請して下さい。
他学会出席の証明はどのように申告すれば良いですか?
参加章や参加証明書を保管して下さい。更新時にコピーをご提出下さい。
学術講演会場での参加研修単位の登録はどのようにしたら良いですか?
学会事務局デスクにてバーコード付きの会員カードをご提示下さい。記名式の 単位登録用紙による受付は行いませんので、必ず会員カードをご持参下さい。なお、会員カードを忘れた場合は参加証明書を保管し、更新時にコピーをご提出下さい。
研修単位取得の対象と研修単位について、掲載論文の連名者(但し上位3名以内)が単位の対象となっていますが、具体的に教えて下さい。
連名者上位3名以内とは、例えば、論文著者名A、B、C、D、E、Fでは、筆頭著者はA、その後セカンドBと最高責任者Fとなり、連名者上位3名は、B、F、C、(D、E)と考えます。
申請期限締め切り後に取得した単位や、50単位を超えて取得した単位は、次回更新に有効ですか?
単位は認定期間内のものが有効です。単位は更新ごとにリセットされますので、単位の持ち越しはありません。

指導医新規

指導医認定について、留学期間は診療従事期間に含まれますか?
含まれません

その他の質問

専門医の正式名称は何ですか?
「日本呼吸器学会呼吸器専門医」です。
日本呼吸器学会呼吸器専門医、指導医の英語表記は何ですか?
専門医「Board Certified Member of the Japanese Respiratory Society」
指導医「Senior Fellow of the Japanese Respiratory Society」
専門医試験の過去問題集はありますか?
作成しておりません。試験問題の例を掲載致します。日本呼吸器学会発行の「新 呼吸器専門医テキスト」にも一部掲載されております。
専門医の合格率はどの程度ですか?
受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
第26回(平成28年) 273 223 81.6
第27回(平成29年) 317 268 84.5
第28回(平成30年) 349 302 86.5
第29回(令和元年) 343 279 81.3
第30回(令和2年) 341 286 83.8
第31回(令和3年) 390 313 80.2
専門試験について、一般問題と実地(臨床)問題の範囲および作成の基準について教えて下さい。
一般問題の範囲および作成の基準
1)一般問題は、呼吸器の形態および機能、呼吸器疾患の疫学、病態生理、主要症候と身体所見、検査、診断、治療、予防、などにつき幅広く知識の有無、解釈の能力を問う。
2)研修カリキュラムに準じ、問題数(70問)を凡そ表1のように割り振る。なお、研修カリキュラム以外に、最新の知見でEBMが明らかな事項をトピックスとして問う。

実地(臨床)問題の範囲および作成の基準
1)実地(臨床)問題は、呼吸器疾患、すなわち、気道・肺疾患、呼吸不全、胸膜疾患、縦隔疾患、横隔膜疾患などにつき、知識の有無、解釈や問題解決・応用の能力を問う。
2)研修カリキュラムに準じ、問題数(50問)を凡そ表2のように割り振る。主に、各論の範囲から出題する。総論に関する事も実地(臨床)問題の中で問う。

表1 一般問題の研修カリキュラムのジャンル別割り振りの目安

ジャンル 問題数
総論 I.形態、機能、病態生理 5
II.疫学 2-5
III.主要症候と身体所見 5
IV.検査 5
V.治療 5-10
各論 I.気道・肺疾患 20
II.呼吸不全 5
III.胸膜疾患 5
IV.横隔膜疾患 1-2
V.縦隔疾患 5
VI.胸郭、胸膜の疾患 1-2
トピックス 5-10

表2 実地(臨床)問題の研修カリキュラムのジャンル別割り振りの目安

ジャンル 問題数
各論 I.気道・肺疾患
 1.感染症および炎症性疾患 5
 2.慢性閉塞性肺疾患(COPD) 5
 3.気管支・細気管支の疾患 5
 4.アレルギー性疾患 5
 5.特発性間質性肺炎(IIPs) 5
 6.ALI/ARDS 2
 7.薬剤、化学物質、放射線による障害 2
 8.全身性疾患に伴う肺病変 2-5
 9.じん肺症 2
 10.肺循環障害(ALI/ARDSと合計5問) 3
 11.呼吸器新生物 5
 12.呼吸調節障害 1-2
 13.その他(比較的稀な肺疾患) 2-5
II.呼吸不全 2
III.胸膜疾患 2-5
IV.横隔膜疾患 0-1
V.縦隔疾患 2-5
VI.胸郭、胸壁の疾患 0-1
注、総論の内容も実地(臨床)問題で問う事。
捏造してもわからないのでは?
専門医制度の根幹に関わる問題です。捏造を含めた不正に対しては 専門医制度規則第5章第18条第8章第28条、および 第10章第34条にしたがって資格の取り消しをすることもあります。悪質な場合には、それ以上の罰則(除名など)が適応される可能性もあります。
氏名変更しました。専門医、指導医の申請において、氏名変更を証明する書類は必要ですか?
既に学会に氏名変更届けがされている場合、申請書の申請者氏名欄に、旧姓と現姓の両方を記載下さい。別途、証明書類は不要です。
専門医(指導医)の申請において、研修施設(診療従事施設)が複数ある場合、研修証明書(実績証明書)は、どの施設からいただくのがよいですか?
可能であれば、全ての施設より証明をいただいて下さい。専門医(指導医)の異動などにより署名をいただくのが難しい場合は、いずれか1施設からの証明で結構です。

喫煙と専門医資格

日本呼吸器学会の呼吸器専門医の資格要件に非喫煙者であることが記されています。もし、専門医が喫煙すると専門医資格は剥奪されますか?
日本呼吸器学会専門医制度統括委員会としては、剥奪される可能性もあると考えています。