近畿支部
呼吸器スキルアップセミナー in OSAKA 2025
「スキルアップセミナー in OSAKA 2025」開催報告
2025年7月5日(土)、日本呼吸器学会近畿支部主催による スキルアップセミナー(ポスター) が大阪の梅田スカイビルにて開催されました。
本セミナーは、若手医師や研修医を対象に、呼吸器領域の基本手技を体験的に学べる機会として毎年実施しており、実践的なプログラムが展開されております。
セミナーは、近畿支部長・室先生のご挨拶により開会し、大阪医科薬科大学 中村敬彦先生による講演からスタートしました。
【写真】支部長挨拶
続いて、以下の実習プログラムが行われました。
- 気管内挿管
- 気管支鏡実機による縦隔リンパ節の生検(EBUS-TBNA)
- 管支鏡実機による末梢病変の冷凍生検(クライオ)
- ブタ胸壁を用いた胸腔ドレーン挿入実習
実習風景:
【写真】気管内挿管

【写真】EBUS-TBNA
【写真】クライオ生検
【写真】胸腔ドレナージ(1)
【写真】胸腔ドレナージ(2)
特に胸腔ドレーン実習は受講者から非常に人気が高く、実際の豚の胸壁を使用したリアルな体験が可能です!
材料(豚肉)は、購入から冷凍・保管・解凍、さらには洗浄・拭き上げまで、先生方の丁寧なご準備によって支えられております!
会期後には、講師の先生方より縫合糸の選定や手技の順序など、より実践的な構成に向けた改善案も寄せられ、今後の研修内容のさらなる充実が期待されます。
受講者の声(一部アンケートより):
- 「研修医が実際に触れる機会がなかなか無いので、貴重な経験ができました。診療科を選ぶ参考になりました。」
- 「クライオ生検など当院ではやらない手技も体験出来て楽しかったです。」
- 「実戦形式のセミナーを通じてスキルアップにつなげることができたと思います。」
- 「ドレーンの挿入はブタの胸壁を実際に使わせていただき、手技のシミュレーションとして貴重な体験ができました。」
閉会式では、幹事・辻 博行 先生(大阪医科薬科大学)よりご挨拶をいただき、セミナーは盛況のうちに締めくくられました。
【写真】閉会式
このように、多くの熱意ある先生方に支えられている本セミナー。次回のご参加も心よりお待ちしております!!!