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炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 第2版

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炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 第2版

商品名

炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 第2版

金額(税込)

4,180円

発行

一般社団法人 日本呼吸器学会

編集

日本呼吸器学会 炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 第2版作成委員会

ISBN

なし

サイズ

A4変形判(280mm×210mm)

発行年月

2020年4月21日

目次

I 総論

総論1 生物学的製剤概論

はじめに
1 TNF阻害薬
2 IL-6受容体阻害薬
3 IL-1阻害薬
4 IL-4/IL-13 阻害薬
5 IL-5阻害薬
6 IL-12/IL-23 阻害薬
7 IL-17阻害薬
8 BLyS阻害薬
9 RANKL阻害薬
10 T細胞共刺激分子阻害薬
11 B細胞阻害薬
12 接着分子阻害薬
13 IgE阻害薬
14 生物学的製剤の安全性
おわりに

総論2 生物学的製剤の投与対象となる疾患患者(宿主)の特性:関節リウマチを中心に
はじめに
1 RAをはじめとしたIMIDsの病態と免疫異常
2 生物学的製剤に対する免疫応答
3 IMIDs患者の予後とその規定因子:RAを例に
4 RAの最新治療において呼吸器科医が留意すべき点
おわりに

総論3 背景要因としての既存の肺病変:気道病変と間質性肺炎
はじめに
1 RAの気道病変
2 間質性肺炎
3 既存肺病変と生物学的製剤

総論4 なぜ生物学的製剤投与で感染症が起こりやすくなるか?
はじめに:易感染性の評価の困難性と限界
1 感染防御機構と微生物感染症の関係
2 呼吸器感染症の感染防御機構と生物学的製剤
おわりに

II 各論

各論1 細菌感染症
はじめに
Q1 RA患者の注意すべき細菌感染症は? RA患者には肺炎が多いか? 生物学的製剤を投与するとさらに頻度が増すか?
Q2 RA患者の肺炎治療:初期対応、特に重症例に対する初期対応は?
Q3 RA患者の肺膿瘍、膿胸、慢性下気道感染症急性増悪の初期対応は?
Q4 RA患者の肺感染症の危険因子は何か? 予防は可能か?
Q5 感染終息後に生物学的製剤は使用再開できるか?
おわりに

各論2 抗酸菌感染症
a。結核症

はじめに
Q1 RA患者には結核が多いのか?
Q2 RA患者に生物学的製剤を投与すると活動性結核発症は多くなるのか?
Q3 活動性結核発症のリスクは何か?
Q4 活動性結核はどのように見つけるのか?
Q5 活動性結核の治療はどうするか?
Q6 活動性結核治療の際、生物学的製剤や副腎皮質ステロイド薬、メトトレキサートなどはどうするのか?
Q7 活動性結核発症予防はどうするか?
Q8 活動性結核治療の終了後、生物学的製剤は再投与が可能か?
おわりに

b。非結核性抗酸菌症
はじめに
Q1 RA患者におけるNTM症の合併頻度はどれくらいか? そこに生物学的製剤が投与された場合の発症頻度は?
Q2 NTM症の診断:RA患者において特に注意を払うべき点は?
Q3 RAに合併したNTM症の菌種、臨床経過、予後は? 非RA患者と異なるのか? そこに生物学的製剤が加わった場合、どうなるのか?
Q4 治療はどうするのか? 薬剤は? 期間は?
Q5 発病の危険因子は何か? 予知できるのか?
Q6 NTM症を合併している、あるいはその疑いがあるRA患者には生物学的製剤は禁忌か?
Q7 生物学的製剤使用中にNTM症を発症した場合、生物学的製剤はいったん中止することになるが、感染収束後には再投与できるのか? メトトレキサートはどうか?
おわりに

各論3 ニューモシスチス肺炎
はじめに
Q1 PCPとはどのような感染症か?
Q2 PCPの病態は?
Q3 RA患者のPCPの特徴とは?
Q4 生物学的製剤使用中のPCPの頻度と死亡率はどの程度か?
Q5 PCPを発症する危険因子は何か?
Q6 PCPの診断はどのように行うか?
Q7 PCPの治療はどのように行うか?
Q8 PCPの予防は可能か?
Q9 PCP終息後に生物学的製剤の再開は可能か?
Q10 PCPの感染対策は必要か?
おわりに

各論4 間質性肺炎
はじめに
Q1 RAに合併する間質性肺炎の頻度や分類、臨床像などの特徴は何か?
Q2 生物学的製剤と関連した薬剤性間質性肺炎の発症頻度や死亡率は?
Q3 どんな患者が生物学的製剤と関連した間質性肺炎を発症しやすいのか?
Q4 生物学的製剤と関連した間質性肺炎は、生物学的製剤使用開始後どのくらいの期間で発症するのか?
Q5 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の発症時の症状や診察所見の特徴は何か?
Q6 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の検査所見は何か?
Q7 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の画像所見は?
Q8 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の鑑別診断は何か?
Q9 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の治療は何か?
Q10 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の予後因子は何か?
Q11 「既存の間質性肺炎がある患者」に生物学的製剤を投与できるか? またその場合、注意すべき点は何か?
Q12 生物学的製剤と関連した間質性肺炎の予防は可能か?
Q13 生物学的製剤と関連した間質性肺炎を発症した患者に生物学的製剤の再投与は可能か?
おわりに

各論5 生物学的製剤が使用される関節リウマチ関連以外の疾患と呼吸器合併症
はじめに
Q1 RA関連以外のどのような疾患で生物学的製剤が使用されているのか?
Q2 上記疾患に生物学的製剤が使用される場合の呼吸器関連の副作用の種類と頻度の特徴は?
Q3 RA関連疾患以外で生物学的製剤を使用する場合の注意点は?

索引

作成委員会

日本呼吸器学会 炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 第2版作成委員会

委員長

  • 須田 隆文   浜松医科大学医学部附属病院第二内科(日本呼吸器学会)

委員(五十音順)

  • 亀田 秀人   東邦大学医学部内科学講座膠原病学分野(日本リウマチ学会)
  • 田坂 定智   弘前大学大学院医学研究科呼吸器内科学講座(日本呼吸器学会)
  • 舘田 一博   東邦大学医学部微生物学教室(日本感染症学会)
  • 徳田  均   JCHO東京山手メディカルセンター呼吸器内科(日本呼吸器学会)
  • 中村祐太郎   浜松医科大学医学部附属病院第二内科(日本呼吸器学会)
  • 針谷 正祥   東京女子医科大学医学部膠原病リウマチ内科学講座(日本リウマチ学会)
  • 松本 智成   大阪府結核予防会大阪病院内科(日本結核・非結核性抗酸菌症学会)
  • 迎   寛   長崎大学大学院医歯薬学総合研究科呼吸器内科学分野(日本呼吸器学会)
  • 渡辺  彰   東北文化学園大学医療福祉学部抗感染症薬開発研究部門(日本結核・非結核性抗酸菌症学会)

外部評価委員(五十音順)

  • 猪狩 英俊   千葉大学医学部附属病院感染制御部(日本結核・非結核性抗酸菌症学会)
  • 門田 淳一   大分大学医学部呼吸器・感染症内科学講座(日本呼吸器学会)
  • 長谷川直樹   慶應義塾大学医学部感染症学教室(日本感染症学会)
  • 槇野 茂樹   大阪医科大学三島南病院内科(日本リウマチ学会)

発売元

炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 第2 版 

定価3,800 円(税別)

2014 年2 月28日 第1 版第1 刷発行
2020 年4 月21日 第2 版第1 刷発行 ※改訂に伴い改題
編 集 日本呼吸器学会 炎症性疾患に対する生物学的製剤と呼吸器疾患 診療の手引き 
    第2 版作成委員会
発行者 日本呼吸器学会(代表)長谷川好規
発 行 一般社団法人 日本呼吸器学会
           〒113ー0033 東京都文京区本郷3 丁目28 番8 号 日内会館7 階
           TEL:03ー5805ー3553(代) FAX:03ー5805ー3554
           E-mail:info@jrs.or.jp URL https://www.jrs.or.jp/
制 作 克誠堂出版株式会社
印刷所 株式会社シナノパブリッシングプレス
●本書に掲載された著作物の複写・複製・転載・翻訳・データベースへの取り込み,および送信(送信可能
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©日本呼吸器学会/2020/Printed in Japan