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Respiratory Investigation Vol.57 No.1 |
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Respiratory Investigation Vol.57 Issue.1, January 2019が出版となりました。
目次をお知らせいたします。
日本呼吸器学会会員 各位
Respiratory Investigation
編集委員長 藤田 次郎
Respiratory Investigation: Volume 57, Issue 1をオンラインジャーナルとしてご覧いただけますので編集委員長の立場で目次を紹介させていただきます。今号はEditorial 1編、Review Articles 3編、およびOriginal Articles 10編で構成されています。前回よりReview Articles、およびOriginal Articlesの数がそれぞれ2編増えています。
Editorialでは、インフルエンザに対する新薬が開発されたことを踏まえ、インフルエンザウイルスの細胞内増殖のメカニズムへの理解、新薬への期待、および耐性ウイルスの動向が取り上げられています。また今号のReview Articlesでは、分子標的療法全盛時代を迎えた肺癌の診断と治療に関するものが2編掲載されています。まず診断面では、気管支ファイバースコープに関する最近の話題として、超音波、細径気管支ファイバースコープ、およびナビゲーションシステムを用いた検体の採取と解析に関するもの、また治療面では、非小細胞肺癌に対する分子標的療法の耐性化に関するものです。さらに重症喘息に対する病態を考慮に入れた上でのmicroRNAの役割を取り上げ、microRNAを用いた重症喘息に対するオーダーメイド治療の可能性に触れています。Original Articlesでは、肺癌に関する話題、抗酸菌症を含めた感染症に関する話題、画像診断、肺高血圧の気管支ファイバースコープを用いた診断、および気道上皮を用いた基礎的研究など、が掲載されています。Review Articles、およびOriginal Articlesが増えたことで重厚な内容になったと思います。
さて、本誌に関して、Impact Factor 取得のためクラリベイト・アナリティクス社に申請中であることはすでにお伝えしているところです。現在は、第一段階の審査を突破して、いよいよ将来のScience Citation Index Expanded (SCIE)収載の審査対象とするかどうかを決定する重大な局面に入っています。この決定には本誌のクオリティーが問われるのは言うまでもありませんが、掲載論文が審査期間内にどれだけ引用されるかが大きな決定因子となります。またImpact Factorを上げるためには、Review Articlesの掲載が重要と考えています。そこでReview Articlesを増加させるための方策として、Associate Editorsの先生方に、Review Articlesのご執筆をお願いしました。これらの論文に関し、現在、査読が進んでおり、またすでに採択されたものもあります。またガイドライン、およびステートメントなどを掲載することも企画しています。今後、これらの論文が掲載されることで、より充実した内容になると期待しています。
本号では前号に引き続いてCase Reportsの掲載はありませんでした。英文誌Respiratory Investigationでは発刊当初から1例報告は避ける方針でスタートしています。ただし1例でも優れた独創性のある論文は掲載していきたいと考えています。
編集者一同、よりよい英文誌にするために奮闘していますので、今後とも英文誌Respiratory Investigationへご支援のほど、よろしくお願いいたします。
目次
The clinical features of older patients with lung cancer in comparison with their younger counterparts
Pages 40-48
Available Online 2018-11-15
Hirokazu Ogino, Masaki Hanibuchi, Satoshi Sakaguchi, Yuko Toyoda, Toshifumi Tezuka, Hiroshi Kawano, Soji Kakiuchi, Kenji Otsuka, Atsuro Saijo, Masahiko Azuma, Hiroshi Nokihara, Hisatsugu Goto, Yasuhiko Nishioka
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Safety and pharmacokinetics of Alpha-1 MP (Prolastin®-C) in Japanese patients with alpha1-antitrypsin (AAT) deficiency
Pages 89-96
Available Online 2018-11-08
Kuniaki Seyama, Toshihiro Nukiwa, Tadashi Sato, Masaru Suzuki, Satoshi Konno, Kazuhisa Takahashi, Masaharu Nishimura, Kimberly Steinmann, Susan Sorrells, Junliang Chen, Ken-ichi Hayashi
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