JRS Channel

Last Update:2016年1月6日

阿保 未来先生『呼吸器は、医師として非常に醍醐味があります。』

ご協力いただいた先生

阿保 未来先生(金沢大学附属病院呼吸器内科)

内容

呼吸器の魅力は?

阿保:呼吸器は、ひとつの臓器に感染症、アレルギー、自己免疫性疾患、悪性腫瘍など、多様な要素を含んでいます。このようにいろんな要因を併せ持つ臓器は、ほかになかなかありません。さらに、出てきたいろいろなデータを見ても、それだけでは答えが出ないことが多いです。肺の組織など検体が自由に採取できないことも多いので、診断においては知識と経験、想像力が必要です。呼吸器は、他の臓器に比べて、より想像力をかきたてられる分野だと思います。そこが、医師として非常に醍醐味のあるところだと思います。

 

呼吸器科の医師に女性が向いていると思う点は?

阿保:呼吸器は、肺癌や間質性肺炎など、ある程度大きな施設で専門的に治療を行う疾患もあると思えば、喘息や咳嗽、肺炎など、どのような地域にいても治療が必要になる、非常にCommonな疾患も多数扱っております。女性は、いろいろなライフステージにおいて、自分の働き方や働く場所を変えることもあると思いますので、どこに行ったってやっていけるというのは、非常に強みだと思います。また、これからますます在宅医療というのが重要になってくると思うんですけれど、呼吸器の症状に対処できるっていうのは、在宅医療の場においても、非常に重要になると思います。

家庭を持つ女性医師でも活躍できますか?

阿保:家庭を持つ女性医師が、特に入院患者を担当している時には、たとえば時間外に、病態が変化することが多いですので、一人ですべて対応するのはむずかしいと思います。こういう時には、チーム医療が必要になります。オンとオフがハッキリしているということは、家庭がある・なし、または男性であろうが女性であろうが、医師のQOLを高めることになります。最近では、私の住んでいる北陸の地でも、チーム医療がかなり整備してきましたので、多くの家庭を持つ女性医師が、臨床の場で活躍しております。

家庭を持つ阿保先生ががんばることができたのは?

阿保:仕事そのものに、非常にやりがいを感じています。やはり、仕事をして家庭を持っている時には、非常に忙しくて、自分のことも顧みることもできなくて、もうバタバタな毎日なんですけど、だからと言って、仕事をしなくなると、本当に、あの頃が懐かしかったと。すごく寂しい思いにかられます。それほどやっぱり医療というのは、非常にやりがいがあって、忙しくても、また戻ってきたいと思わせる、職業なので、辛いけれど、みんなで一緒に頑張りたいと思います。

女性の医学生と初期研修医のみなさまに、メッセージをお願いします。

阿保:呼吸器科はどんなところでもやっていけ、どんなところでも必要とされる、大変需要の高い科です。また、治療によって、直接患者さんの息切れや咳などの辛い症状を取って差し上げることができ、大きなやりがいを感じます。重症が多くて、敬遠しがちな方も、みんなで呼吸器科をめざせば、チーム医療で乗り切ることができます。これからまだまだ必要となる呼吸器科です。ぜひ、みなさんをお待ちしております。

無料体験入会 ぜひご利用ください

  • 学術集会のストリーミングがオンラインでご覧になれます。
  • 学会機関誌(和文・英文)がオンラインでご覧になれます。
  • もちろん、2年間は会費は不要です。
医学生・研修医のみなさまへ。

ページの先頭へ