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Last Update:2020年1月22日

柴原 大典先生『肺で始まって、肺で終わる』

ご協力いただいた先生

柴原 大典先生(琉球大学医学部 第一内科)

内容

呼吸器内科を選んだ理由

柴原:私は元々救急と総合診療をやっていましたが、その中で肺がん患者を診る機会がありました。中々何もできずに看取ることもあり、自分の不甲斐なさを実感しました。そこでがん診療に携わりたいと思うようになり、呼吸器内科に興味を持ちました。特に呼吸器内科はがん診療だけでなく、重症の間質性肺炎の急性増悪であったり重症肺炎であったりと急性期の治療さらには呼吸器の設定であったり、あとは慢性期の治療と、急性期から慢性期にかけて幅広くジェネラルに患者さんを診れるというところで非常に魅力的な科であると思い、呼吸器内科を選びました。

 

呼吸器内科に入ってよかったと思うこと

柴原:今がんでなくなる方が4人に1人いるという状況で、やはり医師の人生の中でがんを診療しない訳にはいかないと思っています。たくさんがんでなくなる方、苦しい思いをされる患者さんがいらっしゃると思うんですけども、最期の迎え方としてがんでなくなるっていうのはもしかしたら良い最期なのかなと私個人は考えております。というのも突然やっぱり心疾患であったり、脳血管障害で突然亡くなったりあとはそういう後遺症を受けて徐々に衰弱していったりとか。そういったのとはまた違って、最期のゴールが設定される。その過程において受け入れをしてやり残しがないように生活できたり、ご家族や友人、趣味を残りの時間、残された時間を過ごすっていうのはとても良い最期なのかなと僕個人は思っていて、それを我々は医師としてできるだけ元気な状態で長く過ごせるようにサポートするっていうのはとてもやりがいがある仕事かなと思っています。

呼吸器学会学術研究活動の思い出や経験談

柴原:学会や総会もしくは地方会などでそういったことに参加することで普段自分が悩んでいる症例とかですね。難しかった症例っていうのが実は同じような経験をしている方がいて、そういった情報を共有できるって意味ではとてもためになると思っています。またやはり同じ志を持っている仲間と出会えるっていうのも貴重な場と考えています。

今呼吸器、特に肺がん診療はですね、免疫療法の登場によって劇的に変化しています。今まで治らないステージ4の患者さんでも長期生存が可能になったり、もしくは治癒も目指せるような状態になっていて、とても今興味深い分野であると感じています。ですので臨床だけでなくて基礎研究といったことも、とても今やりがいがあって楽しいかなと思っています。
ある患者さんの受け売りなんですけど、産声を上げて人は生まれて、息を引き取って亡くなると。肺で始まって、肺で終わる。ぜひ一緒に呼吸器内科をやりましょう。

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