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Last Update:2019年11月6日New

池尾  聡先生『ジェネラリストであり、かつスペシャリストにもなれる』

ご協力いただいた先生

池尾  聡先生(京都大学医学部附属病院 呼吸器内科)

内容

呼吸器内科を選んだ理由

池尾:父が研究をしていたということもありまして、基礎研究に興味を持って医学部に入りました。
医学部の授業を受けていく過程で、まず一点大きかったのが肺というこの臓器自体が非常に未知の世界といいますか、他の臓器ももちろん未知な領域が多いですが、肺という臓器自体が非常に未知の領域が多い臓器というふうに感じました。
もちろん、そういった研究からの視点のみならず、臨床領域におきましても呼吸器内科というのは非常に幅広いジャンルをカバーをしております。
感染症やアレルギー関係、悪性腫瘍などジャンルに富んだ領域であると共に時間経過としましても、急性疾患から慢性疾患までこれほど幅広く取り扱う疾患が多い科というのは呼吸器内科の他にないのではないかと思います。大きく2つ述べましたが呼吸器内科を選んだ理由です。

 

呼吸器内科に入ってよかったと思うこと

池尾:呼吸器内科医として働いて一番良かったと思う点は、もちろん人によって様々だとは思いますが、私は患者さんの一生の最後に寄り添わせていただけたと、付き合うことができたというところに、非常に魅力といいますか、よかったと感じております。
呼吸器内科といいますのは科の宿命上、どうしても人の最後を扱うことも多い科でありますし、急に状態が変わられたりだとか、あと緊急の呼び出しなどがどうしても多いというのはこれはある程度避けられないというふうに感じます。

呼吸器内科に入って困ったこと

池尾:特に後期研修医のころは非常に呼び出しも多い病院だったということもありまして、体力的にえーっとしんどかった、辛かった時期というのは正直なところあります。
それを持ってしても自身の医師としての経験としては非常にためになった、役に立ったと考えております。
呼び出しが多いなど、困ったことも多いといえば多いですが、最近は特に労働環境かなり変わってきております。医療分野以外でも、最近は報道などもあるかと思いますが、私も肌で感じることとして、やはり以前よりもそういった労働環境がかなり改善してきているように思います。
当番制をひいて、患者さんの急変に対応されている病院も増えてきているかと思いますからそういった労働環境に関しては今後より改善されていくかと思います。

呼吸器学会学術研究活動の思い出や経験談

池尾:地方会と総会含めて初期研修医の頃から発表させていただいておりまして、計7回ほど発表はさせていただきました。そのうち総会での発表は2回しております。
1回目が実は少し経緯としては変わった事がありまして私の総会での最初の発表は、イングリッシュポスターセッション、すなわち英語でのプレゼンテーションもあり、かつポスターも作成するという発表でした。
非常に大変でしたがとてもためになりましたし、英語でのプレゼンの練習といいますか、自身の経験・糧となりました。
やはり若い先生方、発表自体を少しめんどくさいとか、ちょっとしんどいと思うことも多いと思いますけど、やはり発表をすることでその疾患に対する勉強をするわけですね。
当然、理解も深まりますしその理解が深まるとですねその次にどうしてもわからない部分ないしは、自分がわからないのかないしは、学術的にわかっていないのかというところまで見えてくると私は思います。
発表を通して勉強をすることで、わかっていないことがはっきりすると、それをまた、研究ないしは発表に活かすと、非常にいいサイクルができていくと思いますから私はぜひ学会発表は積極的に行っていくのがよろしいと思います。

これまで、基礎の研究のことなどをお話をしましたが、臨床医としましても呼吸器内科というのは非常に魅力的な科ではないかと思います。
これほど幅広いジャンルの内科疾患を診る科は他にないのではないかと思います。
かつ呼吸器内科のいいところはその幅広い疾患を診た上でその中でさらに選択をして、より専門性の高い研究・臨床も可能という点が最大の魅力かと思います。
いわば、ジェネラリストであり、かつスペシャリストにもなれるという非常にこういった科は少ないかと思います。こういったところが呼吸器内科医としての最大の魅力と感じておりますので、皆さんもぜひ呼吸器界隈を一緒に発展させていきましょう。よろしくおねがいします。

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