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Last Update:2019年9月30日

角  俊行先生『その時の上司が入院患者について遅くまで一緒にカンファレンスしてくれたことが、今の診療スタンスのベースに』

ご協力いただいた先生

角  俊行先生(社会福祉法人 函館厚生院 函館五稜郭病院 呼吸器内科)

内容

呼吸器内科を選んだ理由

:医師を志したときは、小児科を意識していましたが大学で勉強していくうちに肺がんの診療について興味を持つようになりました。
特に分子標的治療薬が、肺がんに著効するということを学んだときに、非常に感銘を受けて、この治療に携わっていきたいと思ったことが理由の一つです。
その他の理由としては、他の外科や内科の診療科に比べて、検査時間などが短くて病棟や外来において患者さんと長く対話を持ちながら診療していけると思ったことが呼吸器内科を選んだ理由と考えています。

 

呼吸器内科に入ってよかったと思うこと

:呼吸器内科は多岐にわたる分野の、病気について携われることだと思います。
悪性腫瘍を始めとして感染症・アレルギー、難治性な間質性肺炎など様々な病気に触れることができました。
胸部レントゲンや胸部CTにおいても、画像診断について学ぶことができます。
いい意味でこの10年間飽きることなく、診療できていたということが良かったと思うことです。

呼吸器内科に入って辛かったこと

:辛かったことは、医師3年目になったとき呼吸器内科を専門家として診療を始めていったときです。
仕事量が研修医時代に比べて膨大となりまして、毎日変えるのが遅くなり、勉強量も多く大変だったのですが、その時の上司が入院患者について1名1名、遅くまで一緒にカンファレンスしてくれたことが、今の診療スタンスのベースとなっていると考えています。
困ったことについては、日々の日常臨床、毎日のように困ったことが多いのですけれども、患者さんにとって主治医の疑問点が患者さんのメリットになると信じながら診療しております。
特に診断にはこだわってやっておりまして、わからないことについてはしっかり文献検索をしたり、診断がわかるまで検査をするということで解決策等を考えています。

呼吸器学会学術研究活動の思い出や経験談

:呼吸器学会では、大学院で研究した内容について発表しました。
大学院ではKRAS肺がんについての研究を病理学的に基礎的な実験を行いながら研究しました。
一つの論文を発表するまでに、多大な労力が必要であることを身をもって実感することができました。
基礎研究は臨床にとって間違いなく役に立つものだと考えています。
臨床医にとって今までと違った目線で病態を考察できることが、基礎研究を通して得られた良いことだと考えています。

今後の抱負

:現在地方病院で肺がんを中心に診療しているのですが、患者さん数が多いですから後方視的な研究を行ってエビデンスを発信していければなと思っています。

北海道は呼吸器内科医が少ないです。高齢化社会が進むに連れて、これからニーズはどんどん増えていくと考えています。
かといって仕事に謀殺されるような診療科ではないと考えています。
しっかり患者さんと対話しながら診療することもできますし、難しい手技や検査などは比較的他の診療科に比べては少ないので、習熟が早い診療科だと考えています。気の済むまで研究に邁進することもできますし、ライフステージに合わせた働き方を選択することもできると考えています。
みなさんも一緒に呼吸器内科で働いてみませんか。

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