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Last Update:2019年8月28日

平野 達也先生『呼吸器内科は人の人生が診られる科であると思っています』

ご協力いただいた先生

平野 達也先生(名古屋掖済会病院 呼吸器内科)

内容

呼吸器内科を選んだ理由

平野:僕はがんの患者さんに寄り添った医療がしたくて、医師を目指しました。
肺がんは、悪性腫瘍の中でもかなり予後の悪い疾患の代表でかつ、呼吸困難や痛みなど患者さんのQOLを著しく下げる症状を伴っています。
また、呼吸器内科の疾患にはCOPD・間質性肺炎、難治性で根治の難しい病気がたくさんあり難治性の病気を抱えた患者さんを治療する際には患者さんの人生観や価値観などに向き合うことが求められると思ってます。
そういった難しい患者さんと真摯に向き合っている上級医の先生を間近で見て、僕は呼吸器内科を目指しました。
今では、難治性の患者さんと向き合って、医療を続けていられることに呼吸器内科医としてのやりがいと魅力と楽しさを感じています。

 

呼吸器内科に入ってよかったと思うこと

平野:肺の病変は、他科の疾患でもかなりの割合で起こってきます。
肺に影響が出てくることがたくさんあります。
例えば心不全や転移性肺腫瘍、あるいは膠原病など他科の先生が肺病変でお困りになられることはかなり多く呼吸器内科にもかなりコンサルトが来ます。
その中でコミュニケーションを他科の先生ととっていくことで働きやすい環境づくりもできますし、また他科の先生と共同しながら患者さんの治療に当たることにより、他科の疾患の勉強もできます。
これから高齢化社会になる中で、多くの基礎疾患を持つ高齢の患者さんに対して、患者さん全体の治療をしていく上で重要な知識の土台が作れていると思います。

呼吸器内科に入って困ったこと

平野:呼吸器の疾患の領域は、間質性肺炎など未知の領域がたくさんあります。
その患者さんと向き合った際は、確定診断がついていないまま治療の選択を迫られることが非常に多いです。
そのような場合は上級医の先生方の経験ももちろんですが、自分が行っている治療が間違っている可能性、あるいは効きが悪かった場合に、次の治療法をどうするか、その治療計画を立てるということが最も大事だと思っています。
最新の研究や、最新のデータの情報を常に収集していかに治療成功率を上げた計画を立てられるかも呼吸器内科医としての醍醐味かなと思っています。

呼吸器学会学術研究活動の思い出や経験談

平野:私は呼吸器学会の総会に2度、ポスターで発表させていただきましたが上級医の先生から研究方法や患者さんのデータ収集方法など、多くのことを教えていただき上級医の先生はこのような角度から患者さんの病状などを診ているのかと非常に勉強になりました。
そのような学術研究活動を通じて、普段日常診療で診ている患者さんの病状について今までとは違う角度から診れるようになったのでとても良かったことだと思います。

呼吸器内科は人の人生が見れる科であると思ってます。
肺がんや間質性肺炎など難治性の病気の患者さんが亡くなられた際ご家族の方から「いい最期を迎えられた」と感謝されることがとても多いです。
その際に主治医として病気を治すことが全てではないと感じることも多くあります。
呼吸器の疾患は急性期の重症疾患から難治性の疾患まで様々あり急性期の重症の患者さんで、命を助けるやりがいと難治性の患者さんで幸せな最期を迎えさせてあげられるやりがいを同時に感じられる内科だというふうに思っています。
呼吸器内科として努力を続ければ、昔医師になりたいと思ったときの目の前の人を助けたいという、理想の医師像に少しでも近づけるのではないかと思い僕も毎日努力をしています。
ぜひ一緒に働きましょう。

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