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Last Update:2016年3月4日

恩田 直美先生『疾患を推測して、検査・診断・治療に至るステップは、謎解きのような面白さがあります。』

ご協力いただいた先生

恩田 直美先生(日本医科大学千葉北総病院呼吸器内科)

内容

呼吸器科を選んだ理由は?

恩田:研修医時代に、肺癌の患者さんの診療に興味を持ったからです。胸水と心嚢液が大量にたまってですね、酸素投与量が徐々に増えてきて、いつ急変してもおかしくないような患者さんがいらっしゃいました。その患者さんが肺腺癌で、EGFR遺伝子変異が陽性という診断がつきまして、イレッサ投与を開始したところ、みるみるうちに改善して、歩いて退院できるような状態にまでなった姿が、非常に印象的でした。ただ、一方で全然抗癌剤の効果が乏しい患者さんもいらっしゃいました。ガイドラインに沿ったですね治療というのは、もちろんなんですけれども、その患者さんの生き方だとか、生活環境とかに合ったですね、患者さんと真に向き合った呼吸器内科医になりたいと思いました。

 

実際に入局した感想は?

恩田:呼吸器内科に入局してからはですね、肺癌はもちろんなんですけれども、気管支喘息やCOPD、間質性肺炎、肺高血圧、非結核性の抗酸菌症や、真菌症などの感染症ですね。呼吸器内科の守備範囲は非常に広くて、しかも、慢性期から迅速な対応が望まれる急性期まで、幅広く経験を積ませていただいています。また、胸部異常陰影から疾患を推測して、検査・診断・治療に至るステップは、謎解きのような面白さがあります。

女性の呼吸器科医は増えていますか?

恩田:私の大学の呼吸器内科は、ここ数年入局者が増えていて、なかでも女性医師の割合も多くなってきています。私の大学の上司の意向で、女性医師が働きやすい環境づくりというのを、非常に心がけていまして、お子さんを育てながらですね、仕事をされている方もいますし、それぞれ個人が興味を持った分野を、より深められるように、研修に出るようなことも、できるので、そういったことが、女性医師の増加に貢献しているかなというふうに思います。

結婚しても仕事が続けやすいと思いますか?

恩田:子どもがいる時は、上司の先生とかは、外来をメインに仕事をさせていただいていて、ということもできますし。そういった意味では、その状況に応じて、仕事をいろいろ選べるので、続けやすいかと思います。 私も、今後結婚をしても、今の仕事を何らかのかたちで、続けていけたらなというふうに思っています。 続けられる理由は、いろんな幅広い分野があるので、外来をメインにして診療にあたらせていただいたりだとか、時間をうまく使って両立ができると思うからです。

女性の医学生と初期研修医のみなさまに、メッセージをお願いします。

恩田:呼吸器内科はホントに幅広い分野をカバーしていますので、みなさんもなにかしらの分野に興味を持ってですね、それをとことん追求できると思いますので、ぜひ呼吸器内科医になってください。

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