Last Update:2020年5月19日

理事長就任挨拶

ごあいさつ

日本呼吸器学会理事長 横山 彰仁

 2020年5月より一般社団法人 日本呼吸器学会の理事長に就任させていただきました。日本呼吸器学会は「日本胸部疾患学会」として1961年に設立され、1997年に日本呼吸器学会と名称を変更、2002年に一般社団法人化して、それまで以上に社会貢献をする組織として、現在に至っています。この約60年の歴史の中で、多くの先人が学会の発展に尽力・貢献され、わが国の呼吸器分野における代表となる学会に成長してまいりました。

 このような歴史の重みに鑑み、歴代理事長が推進された“社会に貢献する活力ある学会”に向け、これまでの多くの改革や取り組みを一層、発展させていきたいと思います。私は三嶋理晃先生、橋本修先生、長谷川好規先生の3名の理事長のもとで常務理事3期6年担当させていただきました。長谷川前理事長の時代には、社会への責務を果たすべく本会の7つのゴールが整えられましたが、それらを具現化していくために継続性も重要です。理事長の任期が2年では短いという意見もありますがゴールに向かって具体的な目標を定めて継続的に推進していく仕組みを考えたいと思います。そのためには、まず5、6年先の具体的な達成目標を設定すべきではないかと考えています。

 本会は一般社団法人ですので利益分配がない組織ですが、学術的な「利益」を最大化して会員あるいは社会に還元することが基本であり、重要であると考えています。イノベーションを起こすために産学あるいは会員間の連携した研究を学会としても推進していきたいと思います。学会の委員会組織もやや硬直化しており、委員の選定の仕組み、支部が果たすべき役割も明確にし、若手や女性からの提案の具現化がしやすい環境作りも必要と考えています。男女共同参画を推進してきた経緯がありますが、さらに進展させ、SDGsに掲げる真の組織内でのequalityも近い将来に実現すべきだと考えています。

 現在は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、感染者数も1万5千人を超えています。先日のアンケート調査では、本会会員が種々ストレスを感じながらも、大変な活躍をしている実態が明らかになりました。また大学での教育はもとより、7割の施設で通常の診療にも影響が出ており、さっそく本会としても何らかの対策をとるべく計画しているところです。まさに今は持てる学術的な知識や技能をもって、社会に貢献することが期待されています。本会のさらなる発展のために、また今の難敵に適切に対応するためにも、力を結集すべく皆様のご協力をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

横山 彰仁(高知大学医学部)

 

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