Last Update:2021年5月10日

定例総会報告

一般社団法人 日本呼吸器学会
定例総会 議事録

日時:2021年(令和3年)4月22日(木)16:50~18:20
開催方法:参集(東京国際フォーラム)とwebのハイブリッド

社員数:424名(監事4名含む)

議事の経過および結果
定款第17条により、議長には、理事長 横山彰仁氏が就いた。
本会の成立要件である定足数については、定款第19条第2項により、社員現在数の過半数(210名)を超える出席者(委任状提出者を含め360名)を得ていることから有効に成立したので、以下の議案について審議した。

議案審議に入る前に、前年度に亡くなられた会員各位(20名)に黙祷を捧げた。

【審議事項】
第1号議案 議事録署名人の選任について

高橋和久氏、井上博雅氏の2名を議事録署名人に選任することについて、全員賛成で承認された。

第2号議案 2020年度決算報告について
貸借対照表の負債及び正味財産合計は対前年度157,251千円増の1,442,397千円。正味財産合計は対前年度149,062千円増の正味財産合計1,300,369千円となった。
監事より監査結果が報告され、本決算について全員賛成で承認された。

第3号議案 名誉会員・功労会員について 
名誉会員1名、功労会員10名、合計11名の推薦につき、昨年10月の理事会において発議し、支部長の推薦を経て本会に提案するもの。本会に諮ったところ満場一致で可決承認された。以下に決定者を記載する。
名誉会員に推挙する候補として、
 (関 東)杉山 幸比古
功労会員に推挙する候補として、
 (東 北)高梨 信吾
 (関 東)近藤 光子 瀬戸口靖弘 藤田 明 藤本 圭作
 (東 海)長谷川 好規 堀口 高彦
 (近 畿)鈴木 克洋 陳 和夫 朝野 和典

第4号議案 第64回(2024年度)学術講演会、臨床呼吸機能講習会会長について
第64回学術講演会会長として金子 猛先生(横浜市立大学)、第64回臨床呼吸機能講習会会長として仲村秀俊先生(埼玉医科大学)が、昨年10月の理事会で推薦され、満場一致で可決承認された。

第5号議案 学会賞他受賞者について
選考委員会で選考された各賞の候補者が諮られ全員賛成で承認された。また、海外留学助成金助成者、第11回リリー・オンコロジー・フェローシップ・プログラム、原澤フェローシップ受賞者が報告された。受賞者を以下に記載する。

□熊谷賞
 荒屋 潤(東京慈恵会医科大学 呼吸器内科)
 寺本 信嗣(東京医科大学八王子医療センター 呼吸器内科)

□学会奨励賞
 林 浩昭(Harvard Medical School)
 藤田 雄(東京慈恵会医科大学 エクソソーム創薬研究講座・内科学講座呼吸器内科)

□女性研究者奨励賞
 清水 薫子(北海道大学病院 内科1/男女共同参画推進室)

□原澤フェローシップ
 Mingma Thsering Sherpa Nepal College of Chest Physicians, Sanepa, Kathmandu, ネパール
 (受入施設:筑波大学 医学医療系 呼吸器内科)

□海外留学助成金助成者
 石塚 聖洋(東京医科⻭科大学 呼吸器内科)
 吉松 由貴(株式会社麻生 飯塚病院)

□第11回リリー・オンコロジー・フェローシップ・プログラム
 小林 慧悟(佐野厚生総合病院)
 那須 信吾(藤本病院)

第6号議案 日本呼吸器学会の今後5年の到達目標について
今後5年程度の目標を定めて、執行部が変わっても継続的に事業を進められるようにしたいと考えている。現時点では5つの目標を立てる予定で、専門医数、女性役員数が他学会に比べて少ないことや、会員数を増やし、その上で、専門医、女性医師20%を増やす方針で、それに伴って選挙制度の改変も必要になってくると思われる。
また、厚労省や文科省など、関係各所との関係強化をしていくことを目標に挙げている。この案についてご意見があれば1か月以内に頂戴したい。

第7号議案 会員懲戒処分について
当会会員1名が診療報酬の不正で医道審議会及び日本内科学会の処分を受けていることから、当会においても同様の懲戒処分とすることについて、満場一致で可決承認された。

【報告事項】
第1号議案 2020年度事業報告ならびに理事会・常務理事会決議事項について

2020年度事業について報告がなされた。
また、理事会・常務理事会決議事項報告がなされた。

第2号議案 支部長会報告
支部長会から下記の報告がなされた。
① 2021年以降順次地方会の抄録の事前配布を廃止とすることになり、web掲載となった。
個人情報の取り扱いを注意しながら、web掲載をする。
② 支部交付金の改定が行われた。
③ 若手セミナーGSK助成は、2021年度、2022年度、2023年度の3年間に限りGSKから受ける助成金の一部を支部に交付することになった。例年本部から交付している『支部生涯教育事業費』に加算し交付する。

第3号議案 各種委員会報告
常設委員会から以下の報告がなされた。
1. 財務委員会
関連学術団体費の助成金について、2020年度助成額5,350千円、2021年度予算5,200千円が承認された。
今後、各学術団体には、呼吸器学会の年度に揃えて予算と支援要請をいただき、開催後は決算を含めて助成の判断をしたい。

2. 和文誌編集委員会
① 「投稿者へのお願い」を改訂し、本文あるいは図・写真・表において、個人が特定できないようであれば日付の記載を年月まで記載していいことになった。
② 査読システム内への新規設問項目の追加を行った。
③ 今後は、ARDSガイドラインの和文誌掲載の対応を予定している。

3. 英文誌編集委員会
1)小児論文の取り扱いについて、投稿規定に「The journal will consider peer review and publish of pediatric pulmonology, if the manuscript closely related to respiratory disease in adults.」と追記した。
2)5月及び11月に、理事に論文投稿者の推薦を依頼し、計8名の被推薦者に投稿依頼をした。
3)7/28開催委員会(web)の決議事項に基づき、①2誌からのArticle Transfer Serviceを開始、②代議員の査読者登録、③Editorial Board表記の更新を行った。
4)Respiratory Investigationの投稿規定に軽微な修正を行った。
5)ERS International Congress 2020, Virtual 開催の World Villageにて、 Respiratory Investigationの紹介をした。

4. 肺生理専門委員会
「呼吸不全に関する在宅ケア白書」ならびに、「広域周波オシレーション法」予測値作成中。コロナ禍における、呼吸機能に関する告知を行った。

5. 専門医制度統括委員会
① 呼吸器専門研修プログラム(施設群)の申請内容について協議をした。
② J-OSLER-呼吸器版が開始される。
③ 2020年度はコロナウイルス対策として、試験会場を仙台、東京、大阪の3会場で行った。

6. 専門医認定・更新資格審査委員会
指導医・専門医の新規申請書類の審査および認定、指導医・専門医の更新認定を行った。
・指導医新規 ⇒申請:203名 認定:201名
・専門医新規 ⇒申請:396名 書類通過:394名 筆記試験受験:341名 認定:286名
※COVID-19感染拡大による特別対応として、書類審査を通過し筆記試験を欠席した53名については、2021年度の筆記試験への振替受験を認める。
・専門医更新 ⇒対象:1,216名 申請:1,128名 認定:1,128名
・指導医更新 ⇒対象:412名 申請:401名 認定:401名

7. 専門医制度プログラム審査委員会
2019年度より年に1度、呼吸器専門研修プログラム(施設群)の受付をおこなっている。
・2019年度募集⇒・施設群新規申請…239プログラム(施設の組み合わせのみ)現時点で終了。
・2020年度募集⇒・施設群新規申請…5プログラム(施設の組み合わせのみ) ・施設追加申請…82 ・区分変更申請…12 ・施設取下げ…1

8. 将来計画委員会
2020年度の第60回学術講演会では、男女共同参画委員会と合同で、特別報告を行った。
大学院進学と海外留学の現状について、全国の大学呼吸器内科にアンケート調査を実施。今年度回答数を増やして結果を分析し、論文作成・学会誌に投稿。2論文とも採択された。
学会支部からの共催が認められた初期研修医・医学生対象のセミナー対して、参加者には参加証、チューターには委嘱状を発行することにした(申請により実施)。また、各支部には、GSK助成金を活用してほしい。

9. 男女共同参画委員会
コロナ禍の中、予定していた地方会等が中止となり、講演やアンケートを行う機会が少なくなった。
学術講演会では将来計画委員会と合同で特別報告を行った。
第60回日本呼吸器学会学術講演会 特別報告(WEB開催)
テーマ:Take Action!~働きやすい環境づくりのために~

10. 保険委員会
会員から27の要望をいただき、保険委員会、内保連呼吸器関連委員会との協議後、最終的に12件を厚生労働省に提案することになった。また、医療技術評価提案書作成するにあたっての調査及び作成依頼費用として200万を予定している。

11. 用語委員会
1)社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類(ICD)専門委員会の委員に、日本呼吸器学会から小林英夫先生(防衛医科大学校内科学講座)が就任した。
2) 日本医学会の「遺伝学用語改訂に関するワーキンググループからのご報告(結論)」を理事に報告した。
3)社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類専門委員会より報告のあった。
 ①WHO による新型コロナウイルスのICD-10における取り扱い、及び
 ②同委員会による該当コードの和訳について、学会ホームページに掲載し、会員へ周知した。
4)呼吸器学会用語集第5版の誤記を訂正した。
5)第9回厚生労働省ICF(国際生活機能分類)シンポジウム開催案内を会員に周知した。

12. 教育委員会
1)新呼吸器専門医テキストの改訂版が発刊された。
2)e-learningコンテンツの制作および改訂中
3)GSK医学教育事業助成の継続申請および最終報告
 ・2016年度助成(2017~2019の3年度分)⇒2020年4月に最終報告を行った。
 ・2019年度助成(2020~2022の3年度分)
 ⇒①支部若手セミナー、②臨床呼吸機能講習会初期臨床研修医コース、③e-learning更新の3事業で使用する。COVID-19感染拡大の影響を鑑み、使用期間が1年延長となった。(2023年度まで)

13. 国際委員会
国際委員会の中で、主要海外学会(APSR、ATS、ERS)の担当者をおき、活動を行っている。
COVID-19の影響により、下記のとおり変則的な活動となった。
(1)ATS:
International Conferenceは、2020年8月5日~10日Virtual開催となった。
2021 ATS Resident Boot Camp - Adult Track(バーチャル開催)へ参加者を紹介

(2)ERS:
International Congressは、2020年9月7日~9日Virtual開催となった。
Co-chairの推薦、JRS Young Investigatorsの選考、Web開催のWorld Villageに参加

(3)APSR:
京都にて開催予定であったThe 25th Congress of the APSRは、1年延期となり2021年11月20日~21日に開催となった。

14. 肺移植検討委員会
(1)日本呼吸器学会ホームページに「日本肺および心肺移植研究会からの本邦における肺移植症例登録報告(2019および2020)」を掲載した。
(2)中央肺移植適応検討委員会の当会においての位置づけを明確にし、日本呼吸器学会肺移植検討委員会に含めることとした。

15. 広報委員会
学会ホームページの見直しを行っていて、閲覧数が多いのは、目的地にたどり着けないということが分かった。現在、良いホームページを作れる会社がないかプレゼンを行い、検討中である。
特設ページ「COVID-19 FAQ広場」では、COVID-19診療 expert opinionワーキング委員会と連携しながら進めている。

16. ガイドライン施行管理委員会
財務委員会に相談をしながら、2020年度は無事5件発刊した。
2021年度以降は9件を予定している。

17. 倫理委員会
学術集会における倫理申請は、次回の学術講演会から次の段階として、カテゴリー分類に沿って倫理申請し、査読時に申請内容を確認し、申請内容に問題があった場合は倫理委員会で協議後申請者に伝えることまで行いたいと考えている。倫理申請が問題無く進む場合、次の段階として演題可否の判断に反映させる。
倫理指針については、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に添い、他学会の倫理指針と可能な限り近い内容で作成の準備を進めることとした。

18. 禁煙推進委員会
1)「肺の寿命の延ばしかた」(市民向け啓発冊子)改訂版を発行した。
2)世界禁煙デーにあたって理事長メッセージを学会ホームページに掲載した。
3)「新型コロナウイルス感染症とタバコについて」を作成し、学会ホームページへ掲載した。
4)世界COPDデーにあたって禁煙を呼びかける理事長メッセージを学会ホームページに掲載した。

19. COI(利益相反)委員会
組織COIについても申告をするが、開示はガイドラインのみに留める。
また、web上でCOI管理を行うシステムの導入予定しており、そのシステムの導入費用は200万円、翌年度は150万円となる。

20. 学術部会統合委員会
学術部会統合委員会の活動として、下記が報告された。
1)新呼吸器専門医テキストの改訂 ⇒各学術部会の部会長・副部会長が執筆・査読をおこなった。
2)オンライン診療に関する検討(日本医学会連合より) ⇒各学術部会より1名ずつ人選し、WGを設置。
3)副部会長選挙を行った。学術部会員の役割の明確化を検討。
また、各学術部会の活動内容についても報告された。

続いて、短期委員会の活動状況につき報告がなされた。

1. COVID-19後遺症研究委員会
2021年4月2日時点のデータ登録数の報告:
EDCアカウント発行施設:58/78施設(73.4%)(前回 73.0%)症例登録数:716例(前回:657例)
また、本研究に循環器学会が入り、心筋についての研究も行うことになった。

2. COVID-19 診療 expert opinion ワーキング委員会(医学会連合からの依頼)
・広報委員会ホームページと連携し、新型コロナウイルス感染症FAQサイトの回答を行っている。
・COVID-19に対するステロイド研究
国際医療センターCOVID−19レジストリー研究に「レジストリを用いた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するグルココルチコイドの療法の詳細とその有効性を検証する研究」の承認を得られたので、その研究を進めている。

3. オンライン診療WG(医学会連合からの依頼)
日本呼吸器学会の各学術部会の協議を経て出た意見を「日本医学会連合オンライン診療検討委員会」に報告し、おおむね採用された。
・4月に厚労省において開催されるオンライン診療検討会にて審議される予定になっている。なお、オンライン診療は、かかりつけ医が行うことが決められている。
・「オンライン初診に適さない薬剤」についても呼吸器学会各学術部会に意見を取りまとめて頂き、呼吸器学会の案として「日本医学会連合オンライン診療検討委員会」に提出した。

以上の短期委員会の報告について、満場一致で承認された。

第4号議案 代議員選挙について
2022,2023年度代議員選挙について報告がなされた。今回から下記2点が変更される。
① 勤務先が所属支部になる。
② 県別定数を公表することとする。
また、今後5年で、女性代議員を20%増やすためには、選挙制度を変える必要がある。ただ、当会は立候補制なので、立候補条件を満たしている方は是非立候補をしていただくことをお願いする。

第5号議案 厚生労働省との人事交流について
本会から厚労省に派遣する医系技官として、高知大学の荻野慶隆先生にお願いをすることとなった。

第6号議案 2021年度事業計画および収支予算書
2021年度事業計画は、2020年度に引き続き、研究発表会や講演会がハイブリッドもしくはweb開催となっている。その他は例年通りで、2021年度予算は、28,300千円をその他本部事業へ振り替えて、前年度比△85,250千円とした。

第7号議案 その他
・第62回学術講演会
会期:2022年4月22日(金)~24日(日)会場:国立京都国際会館
会長:横山彰仁(高知大学)
テーマ:ウェルビーイングを目指す呼吸器病学

・第61回臨床呼吸機能講習会
会期:2021年8月26日(木)~28日(土)
会長:西村善博(神戸大学)
開催形態:webのみ

・第25回APSR2021京都
会期:2021年11月20日(金)~21日(土)
会長:橋本 修
開催形態:会場とオンラインのハイブリッド

会員数等
入会496名、退会288名(内物故者20名)、休会17名、期末会員12,976名

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