COVID-19 FAQ広場

FAQ広場は、新型コロナウイルス感染症に関する情報交換を目的としており、呼吸器学会員をはじめ医療従事者の方々に幅広くご利用いただきたいと思います。

Q33. SARS-CoV-2従来型感染患者と変異株の感染患者を同じ病棟で診療する際に、感染対策で注意すべき点がありましたら教えてください。

変異株

回答

α株が検出された当時は従来株と比較して、病原性が高く、重症・死亡率が高い可能性が示唆され、変異株と判明した場合には従来株の患者と同室にしないことやPCRによる陰性確認後の退院等が推奨されました。その後、α株が主流となり、従来の基本的な感染対策や退院基準が推奨されています。一方、PPEの交換タイミングについては変異株に関わらず、患者ごとの交換を検討すべきです。その理由は、入院時に全例変異株の検査が実施されているわけではありませんし、判明までに時間もかかります。判明後に対策強化を行っても遅い可能性があります。また、ケアの途中でも清潔操作前や体液暴露後は標準予防策の考えに沿ってPPE(手袋等)を交換すべきと考えます。今後、さらに強力な病原性を有する変異株が検出されれば、さらに個室隔離や感染対策の強化が求められます。そのためには変異株の流行状況に注目する必要があります。一方、感染対策の対象はSARS-CoV-2に限りません。標準予防策に加えて患者ごとの経路別予防策を徹底することが重要です。

(回答日:2021/6/16)