市民のみなさまへ

市民のための医療コラム

「呼吸器感染症予防週間」について

「呼吸器感染症予防週間」について

かぜやインフルエンザ、肺炎などの呼吸器の感染症をめぐる状況は、近年大きく変わってきています。なかでも、細菌をやっつける薬(抗菌薬)を安定して届けること、そして薬が効かない菌(薬剤耐性菌)を増やさないための取り組みは、医療の現場で大きな課題になっています。

そのためには、抗菌薬を正しく使うことの大切さを、一般の方にも医療にたずさわる方にも、これまで以上にしっかりと伝え続けていく必要があります。これは、私たちの命と健康を守るだけでなく、将来にわたって安心して医療を受けられる仕組みを保つためにも、待ったなしの課題です。

また、呼吸器の感染症を防ぐのに役立つワクチンについても、病気の種類や年齢によっては、まだ十分に接種が進んでいないのが実情です。今の取り組みだけでは対応しきれない部分があり、私たち専門の学会としても強い危機感をもっています。

こうした中で、「呼吸器感染症予防週間」の役割は、これからますます大切になると考えています。この予防週間は、日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本化学療法学会の三つの学会が協力して進めている、大切な啓発の取り組みです。ポスターづくりや広報、Webでの市民向け講座などを通じて、呼吸器の感染症について広く知っていただく機会をつくってきました。

私たち三学会は、呼吸器の感染症予防、ワクチン接種のすすめ、抗菌薬の正しい使い方や薬剤耐性対策を一体的に進め、この予防週間を、より効果のある国民全体の運動へと育てていきたいと考えています。そのために、これからも力を合わせて企画づくりや情報発信に取り組んでまいります。

2026年度の取り組み

2026年09月02日

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