活動・取り組み

日本呼吸器学会 海外学会参加助成 被助成者一覧

ERS 2025 参加報告書

結核予防会結核研究所
山谷 いずみ

1)今回ERSに参加した理由

自身の研究成果を発表するため、また興味のある分野の最新情報を得るために参加しました。

2)発表されたセッションの感想

・よかったこと
非結核性抗酸菌症をテーマとしたポスターセッションで発表しました。研究内容を一通り伝えられた点、基本的な質疑応答に対応できた点は良かったと感じています。しかしながら、座長や周囲の研究者とより踏み込んだ学術的な議論を交わすには、自身の英語力が不足していたことが悔やまれます。国際的な議論に参画できる英語力を身につけたいという、今後の学習への強いモチベーションとなりました。

・国内学会参加との違い
予想以上に多くの参加者がカジュアルな服装で驚きましたが、素朴な疑問でも気軽に質問できる温かな雰囲気でした。非英語圏を含む多様な国々からの参加者が集まっているからか、相互に知見を共有し、理解を深めようという前向きな姿勢を強く感じました。

3)参加、聴講されたプログラム等の感想

気管支拡張症のガイドラインセッションに参加しました。患者さんのコメントからセッションが始まったこと、ガイドライン作成プロセスに患者さんが関わっていることが非常に印象的でした。研究は最終的に患者さんに還元されるものでなければならないという大前提を忘れないようにしたいと改めて感じました。本セッションを通じて、気管支拡張症に関する現時点での国際的なエビデンスを確認し、日本の診療との差異や今後の日本で求められるべき研究課題について考える良い機会となりました。

4)その他Conference以外での体験など

アムステルダムの美しい街並みや美術鑑賞を満喫し、リフレッシュできました。ガイドブックの写真では伝わってこない、現地の匂いや雰囲気を感じることができ、非常に良い体験となりました。

5)今後参加する若手医師へのメッセージ

国際学会への参加は、日常の研究や臨床、そして英語学習に対するモチベーションを劇的に向上させる、非常に大きな刺激となりました。世界の最新の知見や研究動向に直接触れることで、今後の研究を推進していく上での重要なヒントや新たな着想も得られると思います。ぜひ国際学会への積極的な参加をご検討ください。

最後に、ERSへの参加を助成していただいた日本呼吸器学会に心より深謝申し上げます。ありがとうございました。