活動・取り組み

日本呼吸器学会 海外学会参加助成 被助成者一覧

ERS 2025 参加報告書

東北大学病院 呼吸器内科
今野 周一

1)今回ERSに参加した理由

ポスター発表を行うために参加しました。国際学会での発表は初めてで、不安も少なからずありましたが、参加助成を頂いたおかげで安心して臨むことができました。このような貴重な経験をさせて頂き、誠にありがとうございました。

2)発表されたセッションの感想

Poster session「Human studies in lung disease: clinical and molecular insights」において、"CCR5+Siglec-1⁻ lung macrophages associate with local and systemic manifestations in COPD"という演題を発表しました。

・よかったこと
予想以上に活気に満ち、多くの研究者から質問を頂きました。私の拙い英語にも関わらず、熱心に耳を傾けてくださり、非常に有意義な議論を行うことができました。自身の研究に対する新たな視点を得られるとともに、英語学習へのモチベーション向上にも繋がりました。

・国内学会参加との違い
国内学会と比較して参加者数が多く、また、より積極的に声をかけて頂ける印象を受けました。

3)参加、聴講されたプログラム等の感想

特に以下の2つのセッションが印象に残りました。
①Session ID 293_COPD Challenge On: Addressing unmet needs in COPD via the ST2/IL-33 pathway
COPDにおけるunmet needsとして増悪(特にeosinophilic phenotypeを有さない症例)に焦点を当て、ST2/IL-33 pathwayを介した炎症病態形成と関連付けて解説されていました。新規Biologicsが注目される中で、大変重要な知見でした。
②AstraZenecaのMultilateral Exchange: Transforming COPD care for proactive and integrated health systems
COPD careをどのように政策へ反映させるかというテーマで議論するclosed meetingに参加させて頂きました。北米、アジア、中東各国におけるCOPD診療の現状や政策上の位置づけについて、大変貴重な情報を得ることができました。

4)Conference以外での体験

学会期間中、短いながらもアムステルダム市内の観光やレストランでの食事を楽しむことができました。

5)今後参加する若手医師へのメッセージ

発表前はとても不安でしたが、海外の研究者の方々は皆フレンドリーで、とても楽しく議論を交わすことができました。大変貴重な経験になるかと思いますので、チャンスがあれば積極的に参加することをお勧め致します。