活動・取り組み
日本呼吸器学会 海外学会参加助成 被助成者一覧
ERS 2025 参加報告書
慶應義塾大学医学部
朝倉 崇徳
1. ERSに参加した理由
私は気管支拡張症および肺非結核性抗酸菌症に関する診療・研究を専門として継続的に取り組んでおり、最新の知見の収集や国際共同研究の推進を目的にERSへ参加しました。ERSへの参加は、2017年ミラノでの大会に続き2回目となります。
2. 発表されたセッションの感想
気管支拡張症のセッションにて発表を行いました。欧州全体の研究組織であるEMBARCによる演題が多く、大規模な臨床情報と臨床検体を統合した研究が目立っていました。類似した解析手法を用いる研究者と具体的な実験条件や解析戦略について議論することができ、自身の研究の方向性を再考する非常に良い機会となりました。
3. 参加、聴講されたプログラム等の感想
EERSに合わせて、気管支拡張症および原発性線毛機能不全症候群(PCD)に関する最新ガイドラインが発表され、これらの疾患に対する国際的な注目と研究推進の勢いを肌で感じました。また、開催前日のBEAT-PCD meetingにも参加し、小児期からの介入の重要性や新規診断ガイドライン、欧州全体での医療体制構築などについて意義ある学びを得ました。さらに、網羅的解析を活用した研究についてのセッションも聴講し、現在取り組んでいる研究をさらに発展させる上で大変参考になりました。留学先の元ポスドクで、現在アカデミックに活躍されている研究者とも交流し、有意義な時間となりました。
4. その他Conference以外での体験など
アムステルダムの街並みや国立美術館などに触れることで気分転換にもなりました。また、韓国や米国の研究者とも食事をしながら情報交換ができ、交流を深める良い機会となりました。
5. 今後参加する若手医師へのメッセージ
海外学会は、最新知識の習得に加え、国際ネットワークの構築においても非常に価値があります。ぜひ積極的に参加し、多くの経験を積んでいただければと思います。




