活動・取り組み

日本呼吸器学会 海外学会参加助成 被助成者一覧

ATS 2026 参加報告書

東北大学大学院医学系研究科 呼吸器内科学分野
鈴木 眞奈美

1)今回ATSに参加した理由

自分を変えたい、自分の殻を破りたいと考えていたところ、学位研究をATSで発表するチャンスをいただき、参加を決めました。
会場入口で係員の方に『Welcome, Manami !』 とネームプレートをかけていただいたときはなんだかとても感激しました。
はじめての海外、はじめての国際学会で、やや緊張もしていましたが、それすらすぐに吹き飛ぶほどの刺激に満ちた3日間でした。

2)発表されたセッションの感想

Thematic Poster Session 「Asthma Unveiled: A Thematic Journey From Omics To Precise Characterization Of Phenotype And Therapies」 において、"Whole-Blood Transcriptomic Profiling Reveals Molecular Subtypes and Exacerbation Predictors in Severe Asthma: A Cross-Sectional and Longitudinal Study" という演題を発表させていただきました。

・よかったこと

リラックスした自由な雰囲気の中でのびのびとプレゼンテーションを楽しむことができました。コメントをいただくたびに嬉しくなり、拙いながらも自分なりの英語で、有意義なディスカッションを交わすことができました。時には身振り手振りに頼りながらも多くの方と議論する喜びを感じていたら、あっという間に時間がすぎていきました。 後ろ髪をひかれつつ会場を後にし、飛行機の中で遠ざかっていくオーランドの景色に学会の余韻を重ねながら、いつの間にか今後の研究と英語学習について考えている自分がいました。

・国内学会参加との違い

効果的な抑揚の付け方や、ポスターの色使いなど、とにかく採り入れたくなるTipsをたくさん見つけることができました。それぞれが思い思いの彩りの『勝負服』に身をつつみ、見た目も華やかに彩られた会場でした。フォトスポットをきっかけに様々な国からの研究者との会話も生まれ、お祭りのようなワクワクした雰囲気でした。

3)参加、聴講されたプログラム等の感想

私の学位研究と関連した喘息重症化のバイオマーカー研究、リスク因子に関する研究はもちろんのこと、魅力的なCase reportまでひとつひとつ楽しく聴講させていただきました。白熱するディスカッションパートの温度感に触れられたのは、現地参加ならではの経験であり、今後のモチベーションにつながりました。

4)Conference以外での体験

聴講が一段落すると、トロリーバスに飛び乗り、星形のバス亭がつなぐInternational Driveを散策しました。亜熱帯特有の暑さはあるものの、スコールを浴びた夕方のオーランドは心地よい温度感で、快適に散歩を楽しむことができました。オーランドの街はアメリカらしい広大さがありつつも、野生のリスが遊びまわるほどに自然豊かな町で、ランドマークとなる観覧車:オーランド・アイから眺めた街並みの美しさは今でも目に焼き付いています。学会はもちろん、水族館巡りやグルメ探訪など余暇の時間も満喫でき、オーランドという街が大好きになりました。

5)今後参加する若手医師へのメッセージ

ずっと海外に行ってみたいと思いながらもなかなか一歩が踏み出せずにいましたが、本助成を通じてまた一つ夢をかなえることができました。もっと研究をがんばりたいという新しい夢もできました。日本呼吸器学会の皆様、応援してくださった医局の先生方にこの場をお借りして改めて深く御礼申し上げます。かつての私のように、あと一歩の背中を押してほしい先生方がいらっしゃいましたら、ぜひ本助成に応募して、国際学会に挑戦してみてはいかがでしょうか。