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ATS 2026 参加報告書

筑波大学呼吸器内科
川島 海

1)今回ATSに参加した理由

私は2023年度から筑波大学大学院医学学位プログラムに在籍して研究を進めており、今後論文として投稿するにあたって国際的な研究者達との議論を通じてその質を向上させることを目的としてフロリダ州オーランドで開催された本学会に参加いたしました。また、自分の研究領域以外でも最先端の知見に触れることで、臨床医としての能力を高めることも目的でした。

2)発表したセッションの感想

私は5月19日の「ASTHMA UNVEIKED: A THEMATIC JOURNEY FROM OMICS TO PRECISE CHARACTERIZATION OF PHENOTYPE AND THERAPIES」というThematic Poster Sessionの中で、『The Role of Nrf2 in Regulating Neutrophilic Airway Inflammation via the Nlrp3 Inflammasome』という演題名でポスター発表をさせていただきました。Facilitatorが参加者を引き連れて行うというものではなく、posterの前に参加者が自由にやってきて対面でプレゼンテーションを行うという形式であり、直接参加者から様々な質問を受けディスカッションを行い、今後の研究方法についての前向きなアドバイスも沢山いただきました。何よりも自分の研究内容にこうして興味を持ってもらえるという事が単純に嬉しく感じられ今後研究を続けていく大きなモチベーションになりました。

3)参加、聴講したプログラム等の感想

いくつか聴講させていただいきましたが、『Taking Control: The Urgent Need to identify and Address Uncontrolled Asthma』という講演においてAIRQ® scoreを用いた評価により増悪のリスクを客観的に評価することの重要性を学び、研究の着眼点にも驚きを感じました。こうした世界的な指標を開発した本人から直接話を聞くことができるのもATSという国際学会ならではと感じました。

4)その他Congress以外での体験など

オーランドの空港ではスペイン語が至るところに書かれていた事や街中でスペイン語が多く話されており、中南米からの影響を受けていることを驚きと共に学びました。紙面で学ぶことも可能かもしれませんが、現地に行き食事などからも感じた経験はとても鮮明に記憶されております。

5)今後参加する若手医師へのメッセージ

ATSは呼吸器領域では世界最大規模のmeetingの一つです。国際学会に参加する事は確かにハードルが高く感じられるかもしれませんが、得られる経験は間違いなくかけがえの無いものになると思いますのでぜひ参加されることをお勧めします。最後になりましたが、本学会に参加するにあたりご支援を賜りました日本呼吸器学会の皆様に心より御礼申し上げます。今回の経験を糧にして今後も一層の精進を重ねてまいります。