活動・取り組み
日本呼吸器学会 海外学会参加助成 被助成者一覧
APSR 2025 参加報告書
東京都立多摩総合医療センター呼吸器・腫瘍内科
齊藤 正一郎
1)今回APSRに参加した理由
偶然、杏林大学呼吸器内科教室の石井晴之教授に、「ERSのみならず、一度APSRにも参加してみてはどうか」と食事会の席で誘われたことがきっかけでした。締め切り10日前の出来事でしたが、ちょうど、人生で初めて東南アジアへ旅行に行き(これはベトナムでしたが)日本以上の発展ぶりに驚いていた経緯もあり、学術的な雰囲気はどのようなものだろうかと興味を持ちました。
2)発表されたセッションの感想
・よかったこと
症例報告での発表でしたが、日本だとルーチンで行う検査や治療などについて、各国の方が質問してくださり非常に勉強になりました。なぜこのタイミングでこの抗生剤を投与するのか、など、日常的な臨床現場では立ち止まって考えることがなく気に留めていなかった点などに気がつくことができました。
・国内学会参加との違い
日本の学会よりも、文化的な側面を重視していると感じました。Opening ceremonyでの民族音楽の演奏や演技は圧巻でした。また、開催国であるフィリピンの厚生労働大臣の方も挨拶されるなど、国家から学会への注目も、日本より浴びていると感じました。一方、日本呼吸器学会学術講演会と比較すると症例報告の割合が多く、臨床研究もやや小規模なものが多い印象を受けました。また、お国柄なのかもしれませんが、運営にやや粗削りな部分があり、私のポスター発表にはjudgeの方が来られませんでした。結局運営に連絡し、翌日別のブースでポスターを掲示して発表することができました。日本ではあまりこのようなことは経験しないので、驚きましたが、良い経験となりました。
3) 参加、聴講されたプログラム等の感想(例:Assembly Meeting, Seminar, Symposiumなど)
Assembly Meetingに初めて参加しました。今後自らの研究活動について、ご高名な先生方とdiscussionできるようになれればと感じました。
4)その他Congress 以外での体験など
台風の影響もあり会期中は会場付近での滞在となりました。日本からの参加者が少なかったため、逆に普段お会いすることが少ない先生方との食事会など、貴重な機会をいただくことができました。
5)今後参加する若手医師へのメッセージ
運営に荒削りな部分を感じることもありましたが、東南アジアの国々も猛スピードで発展していっており、APSRも加速度的に発表数や発表内容の質も上がっていくのではないかと思われます。日本人の傾向として、ERSやATSを目標にしている先生が多いと思うのですが、一度APSRにも行ってみることをお勧めいたします。
3.ホームページに掲載してもよい写真データがあれば一緒にお送りください
Judgeが回ってこなかった先生方と写真を撮りました↓




