活動・取り組み

国際委員会

American Thoracic Society Conference 2021 - International Resident Boot Camp参加報告

会場:Virtual
日程:2021年5月14日~2021年5月19日

ATS(American Thoracic Society)からInternational Boot Campへの招待を受け、日本呼吸器学会から1名の先生が参加されました。山口公一先生の感想をご紹介します。

山口 公一(群馬大学医学部附属病院 呼吸器・アレルギー内科)

群馬大学医学部附属病院呼吸器・アレルギー内科の山口 公一です。2021年度のATS主催のboot campに参加しましたので報告させていただきます。
今年のboot campはコロナ下での開催のためzoomでの開催という今までにない参加方式でした。
今回boot campに参加したきっかけは今年の8月よりアメリカのピッツバーグ大学に膠原病関連の肺疾患の研究で留学することが決まっていたためその前に現地の雰囲気を感じておきたいというのが一番の目的でした。同時に今自分が行っている医療が国際水準で見たときにどのように感じるかを知りたかったこともあります。
ご存じのように日本とアメリカの時差は13時間程度あります(地域にもよりますが)。このためアメリカ時間では夕方の15時から16時程度での会の開始でしたが日本の場合は朝の5時にはすでに始まるため早寝早起きが必要でした。Boot campはいくつかのカテゴリーに分かれており画像診断や呼吸機能などの検査からECMOやネーザルハイフロー、気管挿管まで幅広い範囲での授業でした。まずは司会者の方が概要を15分程度で説明しその後にチーム分けをします。人数にもよりますが4から5人程度でのチームに振り分けられます。Zoomのため参加した生徒の顔はすべて見られますし、その中でまず自己紹介をすることから始まります。自己紹介をしていると医師だけでなく医療技師や様々な職種の方が参加していることが分かりました。
Zoomのため基本的には必ず質問されます。自分の得意分野であればよいのですがあまり経験がない範囲での授業や、アメリカでは使われているが日本では使用しない薬などに関して問われることもありそれを英語で説明するのは非常に大変でした。もちろん答えられなくてもみなさん大変親切に対応して頂けました。非常に勉強になったのは気管挿管や人工呼吸器の全身管理に関しては一症例ずつ判断の難しい症例を提示して治療オプションを相談していく方式のためアメリカの医師がどのようなアルゴリズムで考え治療をすすめていくなど現場の空気を感じることができたのが非常に勉強になりました。
今回bootcampを行ったことでネイティブ同士の会話は非常に理解するのが大変で英語をもっと勉強する必要があると改めて感じました。
現在ピッツバーグ大学で研究を行っていますがboot campに参加したことは自分のモチベーションを上げる意味で非常に有意義でした。若手の医師の皆さんはぜひ次の機会に参加を検討いただければ幸いです。