活動・取り組み

DEI委員会

女性医師のキャリアパス

辻 希美子 医師高知大学医学部/呼吸器・アレルギー内科
1994年3月卒業

呼吸器内科を選んだ理由

学生時代に担当し、期間終了後も経過を見守った患者さんが呼吸器疾患患者さんでした。家族や診療スタッフが一緒に疾患と向き合っていくチーム医療に魅力を感じました。

呼吸器内科を選んで良かったこと、やりがいを感じる時

愛媛大学呼吸器内科では初の女性医員でしたので不安もありましたが、河野修興先生や横山彰仁先生、濱田泰伸先生、近藤圭一先生に診療、研究のご指導をいただけたこと。市中病院でも、先輩の先生方から親身ある指導を受けることができました。私が女性だからではなく、呼吸器内科の先生方は概して優しく親切で丁寧な方が多かったです。

女性医師としてキャリア形成する上で、気をつけたこと・頑張ったこと

医師として同じ立場でキャリア形成するならば、性差はありませんでした。結婚による他県移動&晩婚であったため、高齢出産を考慮して一旦休職しました。

女性医師としてのキャリアを積んできた上で、一番助かったこと

辻 希美子 医師

外来と研究のみのパート勤務という形で勤務させていただける、現在の高知大学の医局のフレキシブルな体制と科長の懐の深さに深謝しています。
高知での入職当初は、①仕事に使える生活時間、②よく熱をだすこどもの急変時に代理を頼んで休むことができる、を考えてスタッフの多い大学に勤務させていただきました。仕事する時間が増えるに従って、臨床研究や院生の実験などのサポートに従事するようになりました。ひとつひとつベストを尽くしたいと思っています。

女性医師としてキャリアを積む上で、これから職場・学会等に改善を望むこと

当科は男女とも出産育児に対しての理解&協力が行き届いています。業務上難しいとは思いますが、学校の産休代理教員のような制度が導入できれば、サポートする側の負担が減るのではないかと思います。

後輩に対するメッセージ

臆せず何事にもチャレンジしてください。「感謝報恩」も忘れずに。