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Last Update:2018年10月3日

「日本呼吸器学会による喫煙問題取り組み強化について」毎月22日、喫煙患者へのさらなる禁煙勧奨のお願い

平成30年10月1日

会員各位

日本呼吸器学会 禁煙推進委員会
委員長 田坂 定智

「日本呼吸器学会による喫煙問題取り組み強化について」

毎月22日、喫煙患者へのさらなる禁煙勧奨のお願い

謹啓
 皆様におかれましては、ますますご健勝のことと、お慶び申し上げます。

 さて、日本呼吸器学会は1997年に他学会に先駆け本邦初の「禁煙勧告」を発表しました。その後、2003年には、会員のすべてが非喫煙者であることをめざすと共に、社会全体の禁煙を推進することを目指した喫煙対策の基本方針と行動指針をまとめ、禁煙宣言を行いました。さらに2013年には、「新禁煙宣言2013」を行い、呼吸器医療に携わる者はその専門知識を駆使して、禁煙推進のために努力する決意を新たにしています。

 例年御参画いただいているように、毎年11月の中旬にはGOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)による世界COPDデーがあり、また、本学会でも5月9日を「呼吸の日」、8月1日を「肺の日」と定め、一般市民の方々に呼吸器疾患についての最新の情報を伝え、疾病予防のための啓発活動を行っております。今後これに加え、本学会をはじめ28の医科歯科系学会(2018年7月現在)が参加する禁煙推進学術ネットワークの活動に合わせ、毎月22日を本学会でも「禁煙の日」とし、より強く定期的に社会に対し禁煙に向けたメッセージを発信していきたいと思います。

 喫煙対策は、我々に求められているCOPD対策の一環としても重要です。COPDは、国の健康づくりの施策である健康日本21 (第2次) で、循環器疾患、糖尿病と並んで、疾患・生命損失と医療経済から看過できない対策を必要とする主要な生活習慣病とされました。現状、COPDに関しては「知識の普及」が国の目標であり,現状の「認知率」25%を10年後に80%にすることを目指しています。この目標達成には、呼吸器科専門の医師からの喫煙者に対する継続的な情報提供と共に、広く社会に対しても啓発活動が欠かせません。

 新禁煙宣言2013の目標には「市民に対し、講習会やメディアを通じ禁煙推進に必要な正しい情報を提供する。市民の禁煙推進活動を支援し、タバコ問題に関する正しい情報を発信する。」とあります。各会員の所属施設・診療科においても、是非とも「毎月22日は“禁煙の日”」として、患者さんの喫煙状況の確認と、禁煙を促す一声をお願いします。また、ご所属の施設で禁煙外来が未開設の場合は、開設に向けて今一度ご検討や働きかけをお願いいたします。

 東京都で受動喫煙防止条例が策定されたように、2020年の東京オリンピックを控えた今は喫煙対策を推し進めるうえで、またとない好機です。呼吸器医療の専門家が全ての喫煙者に禁煙を促すことで、COPDを初めとする喫煙関連疾患の啓発・予防のみならず、受動喫煙防止にも貢献していきましょう。

 皆様の御活躍をお祈り申し上げるとともに、禁煙の推進に向け、改めてよろしくお願い申し上げます。

謹白

 

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