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Last Update:2017年9月9日New

第27回呼吸器専門医試験 問題の出題方式・合否判定について

日本呼吸器学会 試験委員会

出題数

一般問題:計70題 共通一般 40題-----内科一般 30題,外科一般30題
実地問題:計50題 共通実地 30題-----内科実地 20題,外科実地20題
(解答時間:一般問題 1時間45分,実地問題 1時間45分)

 

解答形式

マークシート形式

5者択一とする。
Aタイプ[単純択一]:(a)、(b)、(c)、(d)、(e)
X2タイプ[多真偽]:5肢中、2正肢または2誤肢を選ぶ (a)、(b)、(c)、(d)、(e)

問題形式の割合の目安(平成29年度)
Aタイプ :78%
X2タイプ:22%

試験問題の例は、日本呼吸器学会発行の「新 呼吸器専門医テキスト」に掲載されています。

Aタイプ 例)一般/共通問題
Q. 薬物熱(drug fever)について誤っているのはどれか.1つ選べ.
a. 治療は原因薬剤の投与中止である.
b. 原因薬剤としては抗菌薬が多い.
c. リンパ球幼若化試験は原因薬剤の陽性率が高い.
d. 薬剤によってはアレルギー免疫療法が有効である.
e. 発熱は高熱を呈さないことが多い.

X2タイプ 例)実地/共通問題
Q. 68歳の男性.咳嗽および胸部圧迫感を主訴に来院した.喫煙は20本/日を50年間.3ヶ月前から乾性咳嗽が出現し始め,1ヶ月前から胸部圧迫感が出現した.意識は清明.身長168cm,体重68kg.理学所見に異常なく,体表リンパ節は触知しない.臨床検査では血算,肝機能,腎機能,空腹時血糖に異常を認めず,尿所見も正常である.胸部X線写真では右上葉に直径2.5cmの結節影を認める.気管分岐部レベルの胸部造影CT(図1a)と気管分岐部の気管支鏡所見(図1b)を示す.気管分岐部からの生検により腺癌と診断された.なお上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子の変異は認めなかった.また全身検索により遠隔転移を認めない.【図 掲載省略】

初回治療として不適切なのはどれか.2つ選べ.
a. 放射線治療
b. ゲフィチニブ
c. シスプラチン
d. ドセタキセル
e. ヘバシズマブ

 

問題の範囲

出題範囲は「研修カリキュラム」に準拠するものとし、出題内容は日本呼吸器学会発行の「新呼吸器専門医テキスト」、日本呼吸器外科学会発行の「呼吸器外科テキスト」、呼吸器学会発行のガイドラインを参照して下さい。

1.一般問題
1)呼吸器の形態および機能、呼吸器疾患の疫学、病態生理、主要症候と身体所見、検査、診断、治療、予防、などにつき幅広く知識の有無、解釈の能力を問う。
2)研修カリキュラムに準じ、問題数(70問)を凡そ表1のように割り振る。なお、研修カリキュラム以外に、最新の知見でEBMが明らかな事項をトピックスとして問う。

2.実地問題
1)実地(臨床)問題は、呼吸器疾患、すなわち、気道・肺疾患、呼吸不全、胸膜疾患、縦隔疾患、横隔膜疾患などにつき、知識の有無、解釈や問題解決・応用の能力を問う。
2)研修カリキュラムに準じ、問題数(50問)を凡そ表2のように割り振る。主に、各論の範囲から出題する。総論に関する事も実地(臨床)問題の中で問う。


表1 一般問題の研修カリキュラムのジャンル別割り振りの目安(平成29年度)

ジャンル 問題数
総論  
Ⅰ.形態、機能、病態生理 5
Ⅱ.疫学 5
Ⅲ.主要症候と身体所見 5-10
Ⅳ.検査 5-10
Ⅴ.治療 10-15
   
各論  
Ⅰ.気道・肺疾患 20-25
Ⅱ.呼吸不全 1-2
Ⅲ.胸膜疾患 1-2
Ⅳ.横隔膜疾患 1-2
Ⅴ.縦隔疾患 2-5
Ⅵ.胸郭、胸膜の疾患 2-5

 

表2 実地(臨床)問題の研修カリキュラムのジャンル別割り振りの目安(平成29年度)

ジャンル 問題数
各論  
Ⅰ.気道・肺疾患  
 1.感染症および炎症性疾患 5
 2.慢性閉塞性肺疾患(COPD) 5
 3.気管支・細気管支の疾患 5
 4.アレルギー性疾患 2-5
 5.特発性間質性肺炎(IIPs)  5
 6.ALI/ARDS 1-2
 7.薬剤、化学物質、放射線による障害 1-2
 8.全身性疾患に伴う肺病変 5
 9.じん肺症 1-2
 10.肺循環障害(肺高血圧症/肺血管疾患) 5
 11.呼吸器新生物 5-10
 12.呼吸調節障害 1-2
 13.その他(比較的稀な肺疾患) 1-2
Ⅱ.呼吸不全 1-2
Ⅲ.胸膜疾患 5
Ⅳ.横隔膜疾患 0-1
Ⅴ.縦隔疾患 2-5
Ⅵ.胸郭、胸壁の疾患 0-1
トピックス(肺癌内科治療新規治療薬) 2-5

 

合否判定

原則として、総合得点で60%点以上を合格とする。[*合格基準を一般60%点以上かつ実地60%点以上] 【運用内規 第14条(合格基準)】

筆記試験は一般問題と実地問題から構成され、合格率80%台を目標とする。また、10%程度を過去の問題から出題し、その正答率から難易度の微調整を行うことがある。試験後、正答率20%以下の問題、識別指数が0.1未満でかつ正答率60%未満の問題については削除することがある。【運用内規 第13条(筆記試験難易度調整)】

以上

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