第59回日本呼吸器学会学術講演会

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会長挨拶

Human Chain で切り拓く新時代の呼吸器病学

 医学・医療の進歩は一朝一夕で成り立つものではありません。これは世界・日本全体として捉えた場合のみでなく、一人の医師の中でも同様です。学術集会のテーマ「Human Chain で切り拓く新時代の呼吸器病学」「Communication、Cooperation、Creativity」3つのCをKeywordと掲げました。先人たちの業績を自分で学び、自分の理解したことを他者とのcommunicationを通して確認し、他者とのcooperationの中でcreativityを発揮する。学術集会は自分の研究領域のみに捕らわれることなく、広く呼吸器病分野の情報を得ることにより、全体の中での自分の研究の立ち位置を認識できる絶好の機会です。たとえば、遺伝子情報は分子生物学的手法の発展により得られるようになった新規情報ですが、臨床病態との対比の中での意味付けが必須です。専門性の高い研究成果はそれを生かすために次のステップを目指すことが求められます。Human chainを大切にし、その中で新時代の呼吸器病学に踏み入ることを学会員の皆様と共に目指したいと考えております。一人の人間の力では医学・医療分野においては無力です。しかしHuman chainを大切にして多くの人と繋がることによりわずかでも前進が可能になります。

 さて、今回の学術集会では、それぞれの専門分野で継続的に研究を続け、金字塔を立てられた方々の特別講演、臨床と基礎を繋ぐ研究に邁進して来られた方々の教育講演を企画しております。シンポジウムについては学術部会よりご提言いただいた最新かつ重要なテーマでの企画をすすめてまいります。ATS、ERS、APSRからの招請講演、English poster discussion、さらにはEnglish symposiumも設けております。
 これらの企画以上に重要なのは学会員からの演題応募です。自分でまとめた研究内容を発表、討議する、さらに他の発表から次に向かうエネルギーを得る、論文を読むだけでは気がつかなかったことにふとinspirationを感じる、刺激を受ける、この学術集会でそのような経験を得ていただければ幸いです。
 本会は平成31年4月、平成から新年号へとかわる、メモリアルで、象徴的な節目の時に開催されます。切り拓く新時代の呼吸器病学、担い手である若手、次世代への期待、会員の皆様がHuman Chainを意識しながらinspire the nextを感じていただける学術集会となりますことを祈念しております。

第59回日本呼吸器学会学術講演会 会長
巽 浩一郎
千葉大学大学院医学研究院 呼吸器内科学 教授

会長所属施設HP
http://www.m.chiba-u.ac.jp/dept/respir/

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