呼吸の日 記念フォーラム2008
「家族を守れ!肺の健康を考える」〜急増する肺の生活習慣病を予防するためには〜
社団法人日本呼吸器学会
理事長 工藤 翔二
肺生理専門委員会委員長 相澤 久道
日本呼吸器学会は「呼吸器の健康」の啓発を目的に、従来の「肺の日」(8月1日)に加え、昨年「呼吸の日」(5月9日)を制定しました。今年は初めての「呼吸の日」であり、啓発キャンペーンを行うことが、平成19年11月17日開催の理事会において承認されました。
啓発キャンペーンを実施する目的は、肺や気管支など「呼吸器」に関わる病気が年々増加傾向にあり、国民の健康を脅かしていることが背景にあります。本学会は、国民の健康問題として、“呼吸器”の大切さを訴え、“呼吸器の健康”という視点から肺や気管支など呼吸器全般に対する意識の向上を目指して活動を展開していきます。とくに、喫煙習慣と密接な関係がある慢性閉塞性肺疾患;COPD(本邦における推定患者数530万人)の患者数は増加しています。また、この病気は、世界保健機構(WHO)の調査によれば、十数年後には全世界の死因の第3位になるとの予測も発表されています。
このような現状を鑑み、特にCOPDの早期発見には、スパイロメータによる呼吸器の機能検査が有用ですが、その普及と認知はまだまだ低いという現状があります。本学会は、財団法人結核予防会と連携し、この検査の普及推進を図るとともに、肺機能をわかりやすく理解するために「肺年齢」を提唱いたしました。「肺年齢」とは、肺の状態を標準的な年齢と比較することで、肺の健康状態をより身近にご理解いただくために開発された指標で、現在、検査機器メーカー各社がこの指標を導入したスパイロメータの開発を行っております。
初めてとなる今年の啓発キャンペーンの「呼吸の日記念フォーラム」中央イベントは次の通りです。
テーマ:「家族を守れ!肺の健康を考える」〜急増する肺の生活習慣病を予防するためには〜
日時:平成20年5月9日(金曜日)13時〜16時(予定)
会場:東京・有楽町朝日ホール 有楽町マリオン11階
特別講演:有森 裕子氏(女子マラソン五輪メダリスト)
パネルディスカッション:
- あなたの肺は大丈夫?―最新情報を知る―
- 患者数を減らすためには?―先進的な事例から学ぶ―
- あなたは、家族は、どうしたらいいの?―明日からできる予防と対策―
パネリスト:別役 智子氏(医師)、千住 秀明氏(理学療法士)、渋谷 章氏(患者代表)
コーディネーター:池上 彰氏(フリージャーナリスト)
スパイロメータによる「肺年齢」測定会(予定)
- 日時:5月9日(金曜日)12時〜17時
場所:東京・有楽町朝日ホール 有楽町マリオン11階ロビー - 日時:5月10日(土曜日)11時〜18時
場所:横浜みなとみらい クイーンズスクエア横浜 クイーンズサークル
各支部では、従来からの「肺の日」(8月1日)とこの度の「呼吸の日」(5月9日)の両日のいずれかを中心に、全国各地で「呼吸に大切な肺を守る」ための啓発活動を展開いたします。
イベントの詳細につきましては、順次学会ホームページに掲載する予定です。
今後、肺年齢普及推進事務局を設置し、「肺年齢」をキーワードに、ホームページの開設、一般紙への広告掲載等、各種啓発キャンペーンを進めてまいります。
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