会長挨拶
この度、第67回日本呼吸器学会学術講演会の会長を担当させていただきます徳島大学大学院医歯薬学研究部呼吸器・膠原病内科学分野の西岡安彦と申します。このような機会をいただき大変光栄に存じます。
会期は2027(令和9)年4月16日(金)~18日(日)の3日間で、東京国際フォーラムにおいて開催させていただきます。徳島大学が日本呼吸器学会の学術講演会を担当させていただくのは曽根三郎前教授が第48回を開催されて以来19年振りであり、医局員一同全力で準備を進めております。
学会テーマは「呼吸器病学の心と科学~共感から共創へ」、Art and Science in Respirology~Building on Empathy to Collaboratively Create~とさせていただきました。私は呼吸器病学を学ぶ中で、「心」「科学」「共感」「共創」という4つの言葉を大切に取り組んできました。日常診療や研究活動では「心」を理解し「心」を込めて取り組むこと、そして「科学」に立脚した医学を基に取り組むことが大切であると感じています。ダイバーシティの時代である今、「共感」する仲間たちの多様性を活かし、未来に向けて「共創」していく中で新たな呼吸器病学を切り拓いていきましょうというメッセージを込めさせていただきました。
会場は2年毎の定例である東京国際フォーラムですが、ポスターには肺をイメージした星座が輝く星空と徳島県を象徴する「鳴門の渦潮」「大塚国際美術館」「阿波おどり」「祖谷のかずら橋」を取り入れました。
基調講演は徳島県ご出身の寒川賢治先生にお願いしています。寒川先生は、グレリン、アドレノメデュリン、ナトリウム利尿ペプチドなどの生体ペプチドホルモンを発見され、2025年にクラリベイト引用栄誉賞を受賞されたノーベル賞に近い研究者のお一人です。また、徳島県の大塚国際美術館の創設プロジェクトを綴った「われ去りしとも美は朽ちず」の著者である玉岡かおる氏を招請講演にお招きし、徳島の「心」と「科学」を感じていただければと考えています。
「共創」をキーワードにATS/ERS/APSRの会長や次期会長、そして海外の若手研究者をお招きしたinternational sessionで最先端の呼吸器病学を学ぶと共に、他学会との共同企画、学術部会同士の共同企画、厚生労働省との共同企画など多様な連携企画を準備したいと考えています。医学生・初期研修医を対象とした「呼吸器病学ことはじめ」、若手医師や研究者が企画するセッション、基礎研究の最先端トピックスから実地診療現場での診療スキルに焦点をあてたセッションなど、幅広い呼吸器学会会員に「共感」いただけるプログラムの企画を進めています。
皆様と東京国際フォーラムでお会いできることを楽しみにしております。ぜひ、多くの演題をご登録いただきご協力いただけますようお願い申し上げます。
第67回日本呼吸器学会学術講演会 会長
徳島大学大学院医歯薬学研究部 呼吸器・膠原病内科学分野 教授
西岡安彦