日本呼吸器学会・日本呼吸理学療法学会 合同ステートメント
日本呼吸器学会・日本呼吸理学療法学会 合同ステートメント
2026年11月5日
日本呼吸器学会は、2032年までのCOPD死亡率減少を目標に「木洩れ陽2032(COMORE-By2032)」を推進し、「早期受診の促進」「診断率の向上と適切な治療介入」を柱とする実行モデルを掲げている。
呼吸リハビリテーションは、包括的評価に基づく運動療法・教育・患者支援を含む包括的治療であり、COPDの呼吸困難、運動耐容能、QOLの改善に有効である。増悪後(入院後)早期の導入も有益性が示されている。
また、COPDは未診断のまま他疾患の運動療法(例:心リハ、整形・脳血管・がん/周術期リハ等)を受けていることがあり、運動負荷に不釣り合いな、または遷延する労作時呼吸困難はCOPDを疑う契機となり得る。診断にはスパイロメトリーの実施など要するため、専門医への紹介につながる院内・地域の動線整備が必要である。
共同のコミットメント(要点)
1. 呼吸リハビリテーションの普及(紹介動線・提供体制・継続支援)を両学会で推進する。
2. 増悪後(入院後)早期からの呼吸リハ導入と退院後の継続実施を促進する。
3. 理学療法領域におけるCOPD疑い例の抽出(case finding)と、専門医への連携を強化する。
4. 木洩れ陽2032の趣旨に沿った啓発活動と実装ツール(チェックリスト等)を作成・公開する。
一般社団法人 日本呼吸器学会 理事長 西岡 安彦
一般社団法人 日本呼吸理学療法学会 理事長 玉木 彰
日本呼吸器学会・日本呼吸理学療法学会 合同ステートメント
※ダウンロードできます。
