Last Update:2017年2月3日

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呼吸器Q&A

Q18

顔色や爪の色が悪い(黒い、紫色):他人から顔色や爪の色が悪いと言われております。どのような病気が考えられますか?

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なぜ顔や爪の色が悪くなるのでしょう?

 顔色や爪の色は、そこを流れる血液の色を反映しています。酸素をたくさん含む血液は鮮やかな(きれいな)赤色ですが、酸素が少ない血液は、やや黒みがかった赤色(紫色)となります。また、血液の流れが悪いときも、同じように顔色や爪の色が悪くなります。これらの状態をチアノーゼと呼んでいます。

顔色や爪の色が悪くなる時には、どの様な原因が考えられるのでしょうか?

 顔色や爪の色が悪くなる原因としては、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺線維症などの肺の病気のために、うまく呼吸ができない場合や、心不全などの心臓の病気で、うまく血液を全身に送り出すことができない場合などが考えられます。そのほかの原因としては、生まれつき心臓や血管に奇形があるとき(心血管奇形)や、血液の中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」というタンパクに異常があるときにも、顔色や爪の色が悪くなります。
 また、心臓や血管の形が普通であっても、血管が何らかの原因で細くなったり、詰まったりすることによって血液の流れが悪くなる場合もあります。

顔色や爪の色が悪くなった時には、どうすればよいのでしょう?

 誰でも、急に寒いところに行くと、血管が細くなって血液の流れが悪くなり、顔色や爪の色が悪くなることがあります。しかし、体が温まってくると、顔色や爪の色は元に戻ります。この様な場合には、それほど心配は要らないでしょう。しかし徐々に顔色や爪の色が悪くなってきて、もとに戻らない場合や、短い時間内に、顔色や爪の色が悪くなったり良くなったりを何度も繰り返すときには、何らかの病気の可能性がありますので、医療機関を受診し、医師の診断を受けることをお勧めします。また、急に、息が苦しくなってきて、顔色や爪の色が悪くなった時には、肺や心臓に急激に何かが起こっていることが考えられますので、急いで医療機関を受診する必要があります。

治療法はどうなるのでしょう?

 顔色や爪の色が悪くなる原因によって、対処の方法や治療法は違ってきます。血液に含まれる酸素が少ないために顔色や爪の色が悪くなっていると判断された際には、酸素投与が必要になる場合があります。

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