Last Update:2014年2月25日

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呼吸器Q&A

Q29

肺機能検査とはどのような検査法ですか?

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概要

 ぜんそく、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などをはじめとする、肺の病気が疑われるときに行う検査です。息を吸ったり吐いたりして肺の大きさや息を吐く勢い、酸素を取り込む能力などを調べます。
 一般にはスパイロメータという機械を用いて行います。鼻から空気が漏れないようにクリップでつまみ、マウスピースという管をくわえて、検査技師の指示に従って息を吸ったり吐いたりします。

調べられる項目

  1. 肺活量:空気を胸いっぱい吸い込んでそれをゆっくりといっぱいまで吐いたときの量を調べます。年齢と体重から計算された正常値の80%までを正常としています。
    肺活量の減る病気:間質性肺炎、肺線維症、結核による手術をうけて胸が変形した場合、神経や筋力が低下する病気など 
  2. 努力性肺活量:胸いっぱいまで吸い込んだ空気をできるだけ勢いよく吐いたときの値です。ぜんそくがあるとゆっくり吐いたときの肺活量より減ります。 
  3. 1秒量:2.のうち最初の1秒間に吐くことができた空気の量です。この量が年齢と体重から計算された正常値より減っているときには気管支が狭くなっている可能性があります。
    1秒量が減る病気:慢性閉塞性肺疾患(COPD)やぜんそくなどの病気が考えられます。 
  4. 1秒率:1秒量を努力性肺活量で割った%です。70%以上を正常としています。1秒率はぜんそくやCOPDなど病気を簡便に見つける指標となっています。 
  5. 拡散能:体の中に酸素を取り込む能力をあらわす指標です。スパイロメータでは調べることができず、もっと詳しい測定のための機器が必要です。ぜんそくでは下がることはなく、COPDや間質性肺炎などの病気で低下します。

そのほかの呼吸機能検査

  1. 気道過敏性検査:気管支の敏感さを調べる検査です。まず、1秒量を測定したあと、気管支に刺激のある薬剤を薄めて、健康な人では反応しない濃度から吸ってもらいます。濃度を上げるたびに 1秒量を測定し、最初の 1秒量から 20%低下すれば終了です。また、アストグラフという機器を用いて調べる医療施設もあります。ぜんそくの時に、過敏性は高くなることが多いです。 
  2. 呼吸抵抗試験:モストグラフやIOSという機器を用いて調べます。治療が不十分なぜんそくやCOPDなどで呼吸抵抗が高くなります。 
  3. そのほか:吐いた息に含まれる一酸化窒素(NO)というガスを図ることでぜんそくの診断や治療がうまくいっているかなどを判断する助けになります。これが高くなる場合は、アレルギーによって起こっている炎症がまだきちんと治まっていないことを示します。最近では簡便な機器を用いて短時間で測定することができるようになりました。

検査をする場合の注意点

 検査を受ける人のやり方で値に差がでます。苦しいこともありますが、できるだけ大きく吸ったり吐いたりしましょう。また勢いよく吐かなければならないときにはがんばって息を吐きましょう。

スパイロメータ
スパイロメータ

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