Last Update:2017年7月20日

定例総会報告

一般社団法人 日本呼吸器学会定例総会 議事録

  1. 日時
    平成29年4月20日(木曜日)17時10分~18時20分
  2. 場所
    東京都千代田区丸の内3-5-1
    東京国際フォーラム ホールB棟7階 B7(1)会議室
  3. 社員数
    421人
  4. 出席者
    340人(うち、委任状提出者166人)
  5. 議事の経過及び結果
    定款第17条第1項の規定により橋本理事長が議長を務めた。
    定款第19条第1項の規定により、総社員421人の過半数(211人)以上である340人の出席(定款第20条第2項により委任状を提出した社員を含む)があることから、本社員総会が有効に成立していることが議長により確認された。
    議案審議に入る前に、慣例により前年度に亡くなられた会員19人に対する黙祷が捧げられた。
    続いて、議案審議に入り、議長により次のとおり議事が進行した。

第1号議案 議事録署名人の選任について
議長より、近藤光子監事及び高橋和久理事が議事録署名人に指名され、満場一致で可決承認された。

第2号議案 会員の移動状況・平成28年度事業報告
議長が総会資料(1頁~8頁)に基づき報告し、満場一致で可決承認された。
(平成28年度会員状況)
入会447人、退会337人、年度末会員数12,041人

第3号議案 平成28年度決算報告別添資料PDF
議長の指名により、長谷川好規財務委員長が総会資料(9頁~22頁)に基づき報告した。
(平成28年度決算のポイント)

  • 正味財産期末残高は、前期末比8,535万円増加し9億6,395万円となり、学会財政は健全性を維持している。
  • 経常収支8,535万円に占める学術講演会と臨床呼吸機能講習会の収支はそれぞれ2,329万円、308万円の黒字となった。参加者数はやや減少したが支出削減により黒字を確保した。
    続いて、議長の指名により監事を代表して井上博雅監事より監査結果の報告があり(総会資料23頁)、事業報告、計算書類、附属明細書等が適正に表示されていること、理事の不正行為や重大な法令・定款違反が認められない旨報告された後、満場一致で可決承認された。

第4号議案 公的目的支出計画報告書の当局宛提出について
議長が、総会資料(24頁)に基づき次のとおり公的目的支出計画報告書について説明した。
(公的目的支出計画報告書について)

  • 一般社団法人移行時に特例民法法人として保有した財産6億3,650円を6年間かけて、予め指定した事業への費用に充てるため毎年度取崩し、最終的にゼロとしなければならないこと
  • 支出計画の実施状況について毎年度内閣府あて報告しなければならないこと
  • 平成28年度末で4億1,588万円まで支出が進んでいること

続いて、議長の指名により長谷川財務委員長が補足説明を行い、現在まで計画期間6年間のうち4年間経過し、進捗率65.3%となっており、支出計画が概ね順調に進んでいること、支出計画が今後順調に進まない場合は期間延長することになることが説明された後、満場一致で可決承認された。
最後に議長が、本件について内閣府あて報告書をすみやかに提出する(提出期限:4月末)との総括が行われた。

第5号議案 平成29年度事業計画(案)、学術講演会、臨床呼吸機能講習会の準備状況
議案審議に先立ち、議長の指名により、第57回学術講演会の中西洋一会長から挨拶が行われた。
続いて、議長の指名により、総会資料(30頁~33頁)に基づき次のとおり各会長が準備状況について報告した。

  • 第58回学術講演会(平田一人会長)
    (概要)
    日程:
    2018年4月27日(金曜日)、28日(土曜日)、29日(日曜日)
    4月26日(木曜日)各種委員会、理事会、定例総会、懇親会
    会場:
    大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
    大阪府大阪市北区中之島5-3-51
    リーガロイヤルホテル大阪
    大阪府大阪市北区中之島5-3-68
    テーマ:呼吸器病学:今日までの軌跡と確かなる未来予想図
    基調講演:山中伸弥教授(京都大学iPS細胞研究所 所長)(予定)
    招請講演:
    Prof. Sally Wenzel(University of Pittsburgh,USA)
    Prof. Qutayba Hamid(McGill University,Canada)
  • 第59回学術講演会(巽 浩一郎会長)
    (概要)
    日程:
    2019年4月12日(金曜日)、13日(土曜日)、14日(日曜日)
    4月11日(木曜日)各種委員会、理事会、定例総会、懇親会
    会場:
    東京国際フォーラム
    東京都千代田区丸の内3-5-1
  • 第57回臨床呼吸機能講習会(小林 弘祐会長)
    (概要)
    日程:2017年8月24日(木曜日)、25日(金曜日)、26日(土曜日)
    会場:パシフィコ横浜(横浜市)

第6号議案 平成29年度予算(案)別添資料PDF
議長の指名により、長谷川好規財務委員長が総会資料(34頁~39頁)に基づき説明し、先刻開催の理事会で満場一致で可決承認された旨報告した。
(予算案修正のポイント)

  • 昨年12月9日開催の理事会において承認いただいた内容にその後の追加的要素を加味して修正
  • ガイドライン支出 3,220万円 → 5,790万円
    ガイドライン出版の見込み増による
  • 教育・研修用DVD支出 1,250万円 → 1,400万円
    将来計画委員会により提案のあった若手研修医向けサマーセミナー予算150万円を計上
  • 関連団体への協賛費支出協力
    日本COPDサミット、クリーンエアーへの協賛費支出協力が各150万円であることを明示(総会資料37頁)

第7号議案 新役員・委員候補について
議長が、総会資料(40頁)に基づき、すでに理事会で承認されている次の新役員候補について提案し、満場一致で可決承認された。

  • 第60回(2020年)学術講演会会長候補
    長谷川好規 先生(名古屋大学)
  • 第60回(2020年)臨床呼吸機能講習会会長候補
    藤本 圭作 先生(信州大学)
  • 第40回(2019年)生涯教育講演会会長候補
    大崎 能伸 先生(旭川医科大学)
    その後、新委員として、第58回学術講演会プログラム委員会委員が次のとおり理事会で承認された旨の報告があった。
  • 第58回学術講演会プログラム委員会委員
    (会長)平田 一人
    (学術部会長)
    熊ノ郷 淳、堀口 高彦、岡田 泰昌、川山 智隆、近藤 康博、石田  直、滝口 裕一、吉川 雅則、長  澄人、花岡 正幸
    (会長推薦)
    石井 芳樹、一ノ瀬正和、掛屋  弘、金廣 有彦、今野  哲、坂尾誠一郎、長瀬 隆英、坂東 政司、平井 豊博、山本 信之
    (事務局)浅井 一久

第8号議案 名誉会員・功労会員候補
議長が、総会資料(41頁)に基づき次の名誉会員・功労会員候補について、昨年12月9日開催の理事会での発議後、各支部から推薦をいただいき、先刻開催の理事会で承認された次の名誉会員・功労会員候補について説明し、満場一致で可決承認された。

  • 名誉会員候補 3人
    (関東)永井 厚志
    (東海)高木 健三
    (近畿)川瀬 一郎
  • 功労会員候補 12人
    (東北)棟方  充、山内 広平
    (関東)蝶名林直彦、馬島  徹
    (東海)千田 金吾、千原 幸司
    (近畿)木村  弘、中野 孝司、三嶋 理晃
    (中国・四国)大串 文隆
    (九州)興梠 博次、渡辺憲太朗
    計 15人

第9号議案 学会賞他受賞者について
議長が、総会資料(43頁)に基づき先刻開催の理事会で承認された次の熊谷賞・学会奨励賞候補について説明し、満場一致で可決承認された。
続いて、原澤フェローシップ受賞者及びリリー・オンコロジー・フェローシップ・プログラム受賞者について報告が行われた。

  • 平成28年度 熊谷賞受賞候補
    小荒井 晃(東北大学病院呼吸器内科)
    坂尾誠一郎(千葉大学医学部附属病院呼吸器内科)
  • 平成28年度 学会奨励賞受賞候補
    立川  良(京都大学大学院医学研究科呼吸器内科学)
    光石陽一郎(東北大学大学院医学系研究科呼吸器内科学分野)
  • 2017年度 原澤フェローシップ受賞者
    Haiyue Zhang(Department of Infectious Disease, Renmin hospital of Wuhan University,中国)
  • 第7回 リリー・オンコロジー・フェローシップ・プログラム受賞者
    井上 裕介(浜松医科大学呼吸器内科)
    西條  浩(市立釧路総合病院呼吸器内科)

第10号議案 理事会決議事項報告
議長の指名により、事務局が総会資料(54頁~60頁)に基づき理事会決議事項及び常務理事会審議事項について報告した。

第11号議案 関連学術団体への協賛金支出協力について
議長が総会資料(61頁)に基づき、
・一般社団法人GOLD日本委員会
・一般社団法人クリーンエアー
への協賛金支援(それぞれ150万円)について説明し、満場一致で可決承認された。
なお、当学会と支援団体の理事を兼任している者がいることから、本件については一般社団法人法第84条第1項第2号(利益相反)に該当するため、定例総会の付議事項とされている旨説明があった。

第12号議案 会員懲戒処分について
議長が、総会資料(62頁~64頁)に基づき、次のとおり当学会会員の懲戒処分案(倫理委員会から答申)について提案し、満場一致で可決承認された(総会付議事項)。

  • 処分対象者:照井 浩也
  • 処分内容:会員資格停止1年(2016年10月14日~2017年10月13日)
  • 処分理由:不正アクセス行為禁止法違反並びに名誉毀損罪の刑事罰が確定している事実に鑑み、日本内科学会の懲戒処分に合わせた処分とする。

第13号議案 支部長会報告について
議長の指名により、東田支部長会幹事が総会資料(65頁~66頁)に基づき次のとおり説明し、満場一致で可決承認された。

  • 支部生涯教育事業について、120万円を一括交付する(従来は1支部につき1事業当たり20万円、6事業まで)。
  • 男女共同参画委員会からの依頼に基づき、地方会プログラムに男女共同参画企画を編入していただくよう依頼する。
  • 日本呼吸器財団から各支部に交付される呼吸の日・肺の日市民公開講座費用について、各支部から学会本部を通じて日本呼吸器財団に次の関係書類を提出する(従来は年度初めに各支部に交付)
    (提出書類)
    1)申請書、2)開催報告書、3)収支報告書

第14号議案 各種委員会報告について

(常設委員会)

1.総務委員会
委員長を務める議長が、委員会で出された意見について報告した。

  • 総務委員会は、理事長経験者と会長経験者で構成され、決定権はないが大所高所から当学会の運営についてご意見を出していただく機関としての位置づけとなった(会長推薦委員会としての機能は廃止)。
  • 理事長・会長の選挙制度を立候補制に変更したことに対する活発な意見が出された。
  • 理事長候補者、会長候補者になろうとする者は、その資質をしっかり検証できる立候補の仕組みを作る必要があるという意見が出されたので、今後、常務理事会で検討したい。

2.和文誌編集委員会
議長の指名により、藤田次郎委員長が総会資料(67頁~73頁)に基づき報告した。

  • エルゼビア・ジャパンの和文誌編集・校正業務からの撤退申出に伴い後継業者を選定するため、本日理事会前に開催された委員会で候補3社によるプレゼンテーションを実施した。今後メール審議等を経て、その結果をお知らせする。
  • 直近の和文誌の論文採択率は49.1%、査読日数は30.0日となっている。

3.英文誌編集委員会
議長の指名により、西村正治委員長が総会資料(74頁~80頁)に基づき報告した。

  • 英文誌Respiratory InvestigationはImpact Factor取得のための申請中であり、現在審査期間に入っている(審査期間は2016年6月から2年間)。
  • 審査期間中の引用実績が重要となるため積極的に引用していただきたい。
  • Case Reportのあり方について、significant scientific novelty and/or important clinical relevanceによる基準に変更した(基準を厳格化)。
  • Short Communicationは、Original Articleに満たないレベルの論文の受け皿になっていたため、これをRapid Communicationとして文章量を少し増やして内容の高いものを迅速に論文化できるように変更した。
  • 良いReviewが多く引用される傾向にある。
  • 論文アクセス数(フルテキストダウンロードベース)でみてもGuidelineやReviewが上位にある。

4.肺生理専門委員会
議長の指名により、一ノ瀬委員長が総会資料(81頁)に基づき報告した。

(準備中、施行中のものについて次の点を補足)

  • 呼気一酸化窒素濃度測定ハンドブックの作成:2017年発刊を目指して準備中
  • 在宅呼吸ケア白書の改訂:2018年発刊を目指して準備中
  • 広域周波オシレーション法の予測値:Respiratory Investigationに投稿準備中
  • 時間内歩行試験の基準値:作業終了
  • 酸素療法マニュアルの改訂:作業終了、発刊待ち

(その他)
スパイロメトリーの普及を目指し、どういう人に行えば良いoutcomeが得られるかのステートメントをなるべく早く用意し、日本総合健診医学会及び日本人間ドック学会に連絡をとり、非呼吸器の先生に情報発信する予定

5.専門医制度審議会
議長の指名により、横山会長が総会資料(82頁~119頁)及び理事会資料11に基づき報告した。

  • 専門医新規認定は、内科261人、外科12人(前年比約100人減)、専門医資格更新は、870人(前年比約100人増)
  • 第27回専門医認定試験(2017年10月8日実施予定、TOC有明)の出題範囲、問題割合などを8月位に公開予定である。専門医テキストに準拠して出題予定。
  • 専門研修プログラム整備基準の呼吸器領域実務者案について、本総会後にパブリックコメントを求める予定

6.将来計画委員会
議長の指名により、金子猛委員長が総会資料(120頁~122頁)に基づき報告した。
今回の目玉である初期臨床研修医サマーセミナー企画については、次のとおり。

  • 昨今、全国的に呼吸器内科医の不足が深刻化しており、さらに新内科専門医制度がスタートすると内科に進む研修医が減少するのではないかと危惧される。
  • 研修医の奪い合いが予想される中、当学会をあげてリクルート活動のテコ入れを図る必要があり、その一環として初期研修医に対して寺子屋方式のセミナーで呼吸器内科の魅力を感じてもらい、リクルートに繋げる狙い(特に2年目の研修医をターゲットとし、定員は40人)
  • 時期は、臨床呼吸機能講習会(平成29年8月24日~26日、パシフィコ横浜)
    会期中の1日半(平成29年8月25日午前~26日昼まで)
  • 内容については、今後検討(臨床呼吸機能講習会プログラムの聴講や、できれば独自プログラムの作成を想定)
  • 参加費は3食付きで3,000円

7.男女共同参画委員会
議長の指名により、金子猛委員長が総会資料(196頁~197頁)に基づき報告した。

  • 昨年に続き今年も、学術講演会における展示や相談のブースを設置するとともに、学会の取組みを特別報告という形でお知らせする。
  • 昨年作成した啓発用スライドを活用して、引き続き各種セミナー、講演会、地方会におけるプログラム編入を推進する。
  • GSKグラントを利用したe-learning事業の教材作成のための作業部会を3月10日に開催した。啓発用スライドをベースに今後教材を作成する予定

金子委員長の報告後、議長の指名により國近尚美男女共同参画副委員長が、先刻開催の生涯教育講演会で講師を務められた感想を述べられた(今回昼間の時間帯を与えられたことで多くの人に聴講していただいたこと、当学会としてのチーム医療への取組みのあり方等について質問を受け、回を重ねるごとに多くの人の関心や意識の高まりが実感されてきたことなど)。

8.保険委員会
議長の指名により、小林弘祐委員長が総会資料(123頁~126頁)及び理事会資料12に基づき報告した。

  • 総会資料123頁記載の当学会主体の要望申請一覧で網掛けがあるのは、コンサルタントのPRRISMがチェックして医療費の影響や算出根拠をブラッシュアップしたもの。厚労省ヒアリング時には、制限枠を考慮してこのうち未収載技術の2件を押していく予定である。
  • 他学会主体での当学会共同提案では医薬品が認められるケースは非常に少ない。
  • むしろ海外での承認・使用実績やエビデンスがあるものに対する公知申請(未承認、適用外の薬品について薬事承認がなくても海外での使用が認められているもの、エビデンスがしっかりしているものは、審査を受けて認められる)の方が認められやすいことから、今回、サルコイドーシス学会から共同提案依頼があったメサトレキサートについて公知申請で共同提案予定としているほか、強皮症の間質性肺炎に対するセルセプトの使用についても公知申請とするため準備中

9.用語委員会
議長の指名により、花岡委員長が総会資料(127頁~128頁)に基づき報告した。

  • ICD-11の作成
    国内では2009年にICD-11の作成作業がスタートし、用語委員会を中心に呼吸器領域の用語の改訂に取り組んできた。かなりの歳月を経てようやく原案が作成され、この3月31日にオンライン公開された。今後約1年間のブラッシュアップ過程を経て完成予定
  • 用語集の改訂
    2015年から作業が始まり、今年に入ってようやく作業が終了した。3月22日からパブリックコメントを募り、1件の提案があったため、これを反映させ4月5日に締め切った。この学術講演会終了後に公開予定

10.教育委員会
議長の指名により、高橋和久委員長が総会資料(129頁~130頁)に基づき報告した。現在最も注力している教育用e-learningシステムの構築を中心に説明。

(経緯)

  • GSKグラントへの応募及び承認(2017年~2019年の3年間で3,000万円)

(作成方針)

  • 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(JSRCR)との協力・連携(合同教育委員会の開催)
  • 基本項目
    1)専門医新規取得者向け/コンテンツ(150コンテンツ)
    2)専門医既取得者向け/生涯教育用コンテンツ(専門医更新単位認定を想定)(150コンテンツ)
    3)コメディカル用コンテンツ
    4)MDD教育用コンテンツ
    5)男女共同参画関連コンテンツ

(検討状況)

  • 数度にわたる合同教育委員会(小委員会含む)を経て現在執筆担当調整中
  • 委託業者はメディカルビスタ(現在ストリーミングを委託)
  • 学術講演会終了後、準備が整ったコンテンツから順次収録予定
  • 著作権に関する基本方針
    1)教材作成者の著作権は学会に無償譲渡していただく。
    2)海外著作物からの転載は、やむを得ない場合に限り転載許諾を得て利用する。
    3)海外著作物からの転載にかかる転載許諾料・許諾事務手数料は学会が負担する(外部委託する場合あり)。
    4)転載許諾料・許諾事務手数料の1コンテンツ当たりの上限を20万円、年間総予算額を300万円とする。
  • 3年間のGSKグラント終了後は、e-learning事業継続のため学会での費用負担が必要となることについてご理解いただきたい(GSKから継続的にグラントを受けられる可能性もあるが現時点では不確定)。
    議長の指名により、JSRCRの教育委員長を兼任する桑平一郎理事が次のとおり発言した。
  • 以前作成した教育用DVDでe-learning教材に再利用できるものがかなりあるため、DVD作成に関わった先生に執筆依頼することがあるかもしれないので、お含みおきいただきたい。

11.国際委員会
議長の指名により、西岡委員長が総会資料(131頁~132頁)に基づき各国際学会(ATS、ERS、APSR、KATRD)との交流状況について報告した。

  • 2016年ERS(ロンドン)では、World Village Programに初めて参加し、橋本修理事長、西岡安彦国際委員長、西村正治英文誌編集委員長がそれぞれショートプレゼンテーションを行いJRSを紹介した。本年も続けたい。
  • 2017年ERS(ミラノ)に向けてERSからJRSとのJoint symposiumの提案をいただき、国際委員会の委員の先生方のご協力を得て、セッションタイトルをEthnic differences and its clinical impact on respiratory diseases in Europe and Japanとしてプログラムとスピーカーを提案した。先日、ERSから本人あて連絡があり、IPFについて近藤康博先生(公立陶生病院)、ARDSについて田坂定智先生(弘前大学)がそれぞれ選ばれ、ERSでプレゼンテーションを行う予定である。
  • 2016年11月KATRD秋季学術集会で坂尾誠一郎先生(千葉大学)と中野恭幸先生(滋賀医科大学)が講演した。2017年11月開催予定の秋季学術集会についても2名の推薦依頼があるため、学会員への公募を実施中。

12.肺移植検討委員会
議長の指名により、巽委員長が総会資料(133頁~141頁)に基づき報告し、次の点を補足した。

  • 肺移植に関しては呼吸器内科医だけで取り組めるものでなく、呼吸器内科医、呼吸器外科医が中心となり、他学会の協力も必要となる領域である。
  • このため、臓器移植関連学会協議会、肺移植関連学会協議会と協調して、肺移植医療が日本の医療の中に定着できるように少しずつ活動しているところであるが、先生方のご協力をお願いする。

13.広報委員会
議長の指名により、東田有智委員長が総会資料(142頁)に基づき報告した。

  • ホームページの見直し(現在のページの一部改訂及び追加予定ページ)
  • 外部アドバイザー費用見積りについて現在検討中
  • 会員専用ページのスマートフォン対応について予算を作成して財務委員会に諮りたい。
    ※すでにホームページへのアクセスの60%以上がスマホとなっている。

14.ガイドライン施行管理委員会
議長の指名により、玉置淳委員長が総会資料(143頁~144頁)に基づき報告した。
「ガイドライン」作成のための留意点について、次のとおり説明した。

  • 現在、ガイドライン、手引き、ステートメント、ハンドブック、マニュアルと様々な名称があり、それぞれ明確な定義はない。
  • そこで、今後学会が「ガイドライン」と称して発行する場合の基準を次のとおり定める(すでに発刊済のガイドラインの改訂版の場合を除く)。
    「ガイドライン」として発行するための基準
    次のMinds準拠のポイントを遵守する。特にCQとSRは必須とする。
    1)各論(主に治療介入の部分)におけるCQを決定し、SRを行う。
    2)COIの提出
    3)外部評価

15.倫理委員会
議長の指名により、弦間昭彦委員長が総会資料(145頁)に基づき報告した。

  • 理事長の諮問に基づき会員懲戒処分(第20号議案)について検討し、答申した。
  • 日本医学会・日本医学会連合から依頼のあった、日本医学会分科会における研究倫理教育について検討するため、次の提案事項に関し、この件に関連する教育委員会、専門医の委員会からのご意見があればいただきたい(最終的な提案は5月に示される予定)。
    1)教材内容の標準化、受講者の理解度測定・自己点検の導入
    2)専門医等の資格取得・更新のための単位取得要件としての必須化
    3)分科会間における単位の互換性化に向けた共通履修証明書の発行
  • 会員行動規範について今後再検討する(過去に検討したが時期尚早として今後の課題としていたもの)

16.禁煙推進委員会
議長の指名により、長瀬隆英委員長が総会資料(146頁~147頁)に基づき報告した。

  • 各大学に禁煙推進委員(仮称)の設置を検討中
  • 昨年12月9日開催の理事会において、タバコ関連企業・団体からの資金受入により作成した論文の投稿を認めない方向性について承認されたが、この具体的実施に向け、タバコ関連企業・団体を以下により特定し、編集委員会に申し入れることとする。(個別企業・団体名 省略)
  • 電子たばこに関する当学会としての見解を1~2ヶ月の間にステートメントの形で公表する。

17.COI委員会
議長の指名により、平田一人委員長が総会資料(148頁~178頁)に基づき報告した。

  • 今回の学術講演会での特別報告「研究倫理と利益相反」を予定している。
  • 2017年3月に公表された、日本医学会による、
    1)日本医学会の「医学研究のCOIマネージメントに関するガイドライン」の改定
    2)「診療ガイドライン策定参加資格基準ガイダンス」の策定
    並びにこれらに対する内科関連12学会(当学会含む)の合同意見書を踏まえた、「日本内科学会 医学系研究の利益相反(COI)に関する共通指針」の改定に伴い、当学会の利益相反(COI)に関する指針及びその細則について、基本的に上記共通指針に合わせる方向で今後検討を進める

18.学術部会統合委員会
議長の指名により、中西委員長が総会資料(179頁)及び本日の委員会結果に基づき報告した。

  • イヤーインレビューのサマリーを和文誌に掲載していただくこととした。
  • 海外連携学会のアッセンブリーミーティングに積極的に参加いただくとともに、活動状況についてJRSへのフィードバックをお願いする。
  • 学会が未承認薬の治験を実施したい場合、学会の推薦があればAMEDでは優先的に研究資金を認めてくれるということであった。各部会から当委員会に申し出ていただければ、これを学会として承認するプロセスを作っていきたい。

19.慢性呼吸器疾患啓発促進委員会
委員長を務める議長が総会資料(181頁~191頁)に基づき報告した。

  • 昨年12月9日の理事会で短期委員会から常設委員会への移行が承認された。
  • 当学会と関連する様々な団体の活動(呼吸の日記念フォーラム、GOLD日本委員会、COPD啓発プロジェクト、日本呼吸器障害者情報センター、クリーンエア)について、情報収集し、当学会にインプットし、さらにフィードバックして、慢性呼吸器疾患の啓発と診断・治療法の開発に繋げていくための活動を実施中

20.日本呼吸器学会・日本呼吸器財団連携委員会
委員長を務める議長が総会資料(192頁~195)に基づき報告した。

  • 当初1億9,000万円の財産が現在は1億円と半減し、苦しい状況の中、昨年6月の三嶋新理事長就任後、活発に活動している。
  • 本年2月には、瀬山邦明先生(順天堂大学)を中心に研究している希少肺疾患登録制度の創設について研究助成の申請を行った(財団承認済)。
  • 本年は1件当たり200万円、計5件の研究費の公募が行われているので、積極的な応募を期待している。

その後、議長の指名により、本総会にオブザーバーとして出席いただいた日本呼吸器財団の三嶋新理事長が同財団の活動状況及び今後の活動方針について、

  • 同財団の2大ミッションは、
    1)市民への呼吸器疾患の啓発活動
    2)学術活動の促進(特に欧米に遅れをとっているトランスレーショナルリサーチや大規模臨床試験の推進への資金面での貢献)であること等について説明した。

以上、常設委員会報告について、満場一致で可決承認された。

(短期委員会)
日本呼吸器疾患患者団体連合会/患者団体関連合同委員会議長が総会資料(198頁)に基づき報告した。

  • 総務委員会は、理事長経験者と会長経験者で構成され、決定権はないが大所高所から当学会の運営についてご意見を出していただく機関としての位置づけとなった患者団体関連合同委員会(巽浩一郎前委員長)が中心となり、呼吸管理/呼吸ケアに関する公開講座を実施(平成28年6月4日、JR東京総合病院、参加者18人)
  • その他、患者団体連合会ニュースの発行、要望書の提出等の活動を実施

以上、短期委員会報告について、満場一致で可決承認された。

第15号議案 その他

  1. システム利用状況
    議長が総会議案書(199頁)に基づき説明した。
    ・会員管理システム導入後4年半が経過し、利用者の割合が会員全体の98%を超えた。
  2. 各種出版物の出版進捗状況
    議長が総会資料(200頁~202頁)に基づき説明した。
  3. 代議員選挙のご案内
    議長が、総会資料(203頁)に基づき代議員選挙について説明した。
  4. アジア太平洋呼吸器学会への寄付のお願いについて
    議長が、総会資料(204頁~205頁)に基づき、当学会が団体加盟しているアジア太平洋呼吸器学会への寄付のお願いについて説明した。

最後に、議長から専門医の喫煙についての匿名投書の件について言及があり、専門医は喫煙してはいけないことについて注意喚起された。
以上により、議事の全てが終了し、議長が閉会を宣言した。

平成29年4月20日

一般社団法人 日本呼吸器学会 定例総会

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